人それぞれ、
自分の基準というものがあります。
そして、自分で決めたその基準に、
自分自身が苦しめられている人がいます。
たとえば、
「石橋を叩いて渡る」という
言葉がありますが、
「石橋をたたき割って渡らない」
という人もいるわけです。
計画時点で完ぺきじゃないから
実施しないというタイプの人ですね。
完ぺきさを求めている人は、
評価を気にするのだろうなと思うことがあります。
実は私自身が、かつてそうでした。
でも、自分の中の完ぺき度合いを
下げられるようになりました。
言い方を変えれば、
完ぺきじゃなくていいと
思えるようになったという意味です。
たとえば、
「ほとんど」という言葉があります。
何かの企画書作りで、「ほとんどできた」という気持ちは、
何パーセントくらいできた時の気持ちかを聞いてみると、
けっこう人によって差があります。
低い人が40%で、
高い人が99%でした。
私が99%タイプでした。
こういう風に、
一人一人の持つ言葉の意味は
違うのです。
だからこそ、基準が高めの人は、
自分を苦しめる場合があります。
この基準が高いがゆえに、
自分自身を苦しめ、
高い位置をして示しても納得がいかず、
もっと頑張らなければと思う確率が高いのです。
ですから、もうちょっと低い基準でも
大丈夫!と
思っていただけると、
ご自身が楽になると思うのです。
私は、自分より基準が低くても
うまくいっている人が見本になりました。
そして、この「低くする」に、
チャレンジしていったのです。
チャレンジ?と思われるかもしれませんが、
より完ぺきな状態を求める人が、
精度を低くするのは、チャレンジなのです。
チャレンジしてうまくいけば、
不安が減りました。
私の場合は評価を気にしていたので、
評価が落ちないのがわかりました。
そして、完ぺき度を低くすると、
本当に自分が楽になります。
この程度でいいんだ!という
成功体験が続々と続きます。
私の場合は、石橋をたたき割ることは
したことがありませんし、
必ずわたっていましたが、
もう、石橋をたたいて渡らなくても、
とりあえずやってみよう!
だめなら変えればいいし。
という、気持ちが多く現れるようになります。
完ぺきさを求めて、
自分自身に、
自信がない状態だったり、
もっともっと頑張らなければならない
というような考えに陥りやすい人は、
少し目の前のことを、
適当に済ませる練習をしてみてください。
案外大丈夫だった。
このくらいでも平気なんだ。
他の人もなんとも思っていない。
その事実を確認してみてください。
そして、
「低く見積もる」ことの「楽」を手に入れましょう!
仕事に関わる時間も減りますし、
心の余裕ともなりますす、
完ぺきでない人や失敗への
受け入れ度合いも高くなりますよ!
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