自閉症支援:予定通りでなかった時にイライラを回避する



自閉症の人で、
自分がこうするつもりだったと予定していた時に、
思い通りに行かないことは、
多々あります。

私たちであれば、
予定通りに行かなくても、
事情を考え、まあ仕方ないかとか、
相手の人のことを考えることで、
やり過ごしたり、
気持ちが他に移ることで
対処ができることもあるでしょう。

具体的にはどんな時か?

・相手がルールを無視した時。
・自分が買おうと思って買いに行き、
 売り切れていた時。(レストランなども含む)
・相手が、待ち合わせの時間に遅れてきた時。
・相手に話しかけても思ったような反応が来なかったとき。
・間違えるはずがないと思っていたが、間違えた時。
・嫌いな音が聞こえてきた時。
・嫌いなものが見えてしまった時。

など、
様々な場合があります。

このような時をやり過ごせず、
イライラしたり、
相手に対して暴言を吐いたり、
一時的なパニック状態のようなことになる人の場合、
どうすればよいのでしょうか?

これには、
「予定通りではなかったことが起きたら、○○をする」と、
アクシデントが起きた際に、
することを決めておくことです。

ご本人と話し合って、
することを事前に決める。

例えば、
いつも売っている本屋さんに、
好みの本が売っていなかったら、
隣駅の別な本屋に行く。

相手が約束の時間に来なかったら、
自動販売機でコーヒーを買って飲む。

レストランで食べたい料理がなかったら、
第2候補を注文する。

など、
自分の思い通りではなかったときの対策を
事前に、立てておくのです。

その人を許すとか、
我慢するとか、
やり過ごすと言うことの方が、
彼らには、難しいかもしれません。

することを決めておく。

そのことで、対処ができるようになります。

世の中、
自分が思ったようなことばかりではありません。
特に人との関係性では、
相手の出方がわかりませんし、
物やサービスであれば、
それを販売する所の事情もあります。

なんでも、自分の思うとおりにならなければ、
だめだ!という感情なのは、
それ以外の対処法がわからないからです。

白黒はっきりしたいタイプの人も多いので、
思っていたようにならなければ、
大事件なのです。

そして、
それに代わるものがない不安もあるでしょう。

何とか対処するとか、
場に合わせることができにくい障害ゆえ、
そういう状況であることに
納得するには、
その時の不安感を取り除くことなのです。

ですから、やることを決める。
やることが決まっていることで、
安心して、取り組めますから、
その不安だったことも
安心の中で受け止めることができ、
今後同じようなことがあった場合も
その対処をすれば、
安心が手に入れられると知ることで、
落ち着いていく方向になります。

ちなみに、
最初のころは、
その時その時の状況が違った場合は、
その時その時の一つ一つに
対処方法を決めておきましょう。

シーンを分けるという意味です。

電車が遅れていたら○○をする。

バスが遅れてきたら、○○をする。
などのような分け方です。

もちろん、○○に入る部分は同じでも構いませんが、
ご本人にわかりやすくするために、
別々な提示がわかりやすいのです。

そして、一人でできることにしましょう。
もし、他の人を使う場合でも
固有名詞的に提示せず、
「店員さん」などの大きな意味合いの人にします。

「商品がなかったら、店員さんに在庫を確認する。
それでもなかったら、他の店に行く」
のようなことです。

固有名詞が入っている人だと、
その人がいないとさらに困ることになりますので、
できるだけ一人もしくは、
「立場」の人というくくりで
対応してもらえるようなイメージにしておきましょう。

段々にわかって来たら、
「嫌なことが起きたらそれに代わることをする」
など、法則だけで対処できるかもしれませんが、
最初は丁寧にいきましょう!