各職場では、
メンタルケアの大切さが
話されていますが、
実際に職場で
その配慮があるということが
まだまだ浸透していません。
メンタルケアが
大事になってきたのは、
この何十年かの
出来事のような気がします。
実際、上司と部下の関係性や、
人間関係の複雑さにより
障害者支援事業所でも
仕事が嫌だと言うことで
やめていく職員が
多いのは事実です。
障害者支援の
直接的な関わりの
仕事は良いにしても、
人間関係の問題で
職場を辞めていくのは
とっても残念なことだと
思うのです。
メンタルケアを
職場でもということで
産業医の導入や
衛生管理の資格等ありますが、
実際、自分がその職場で
メンタルが病んできたときに
同じ職場でメンタルケアを
と言われても、
隠そうとしてしまうことも
あるのではないでしょうか?
入職するときに、
職場の人間関係が
悪いと言うことを
想定していなかったとは
思いますが、
これはどの職場でも
人間関係がうまくいく方が
少ないと思っておくべきです。
ですから、やめて、
他法人に行ったとしても、
そこでのほうが、
もっと人間関係が
悪かったということにも
なりかねません。
障害者支援に
携わっている人同士だから、
人間関係が優しい職場だろうと
思うかもしれませんが、
それとこれとは
別のことのようですね。
そんな中で
もしあなたが
職場に所属するときに、
何かあったらメンタルケアの
産業医等を利用すれば、
改善すると思いながら
仕事をしていくのでしょうか?
多分、そんな事は思わずに、
仕事始めると思います。
ですから、
何かあったときに
制度や職場の体制に
SOSを求めるということよりも、
もともとのご自身に
ストレスに対しての耐性や
かわし方を身に付けておいた方が、
良いと思いませんか?
人間関係だけでなく
様々なことが起こるわけですが、
そういった時にも
自分の中で
うまく乗り切れると思うのです。
嫌なことが起きるたびに、
やけ酒を飲んだり、
喧嘩をしたり、
最悪のケースは利用者の虐待。
こんなやる必要のない事で
ストレスを解消しても
つまらないだけです。
こういうことは起きると
想定をしておくということです。
事前予防の観点です。
つまりは、メンタルケアという
ストレス発生後の世界ではなく、
セルフコーチングという、事前の世界で、
自分への対応を考えておくということです。
職場の人間関係がうまくいかない方は、
ぜひ学んで欲しいなと思います。
いろいろな本や動画も出ていますから、
探してみてはいかがでしょう。
基本的には、
今ストレスがかかりがちな方は、
今の考え方では、
今までと同じと言うことです。
今の考えを変えていかないと
あなたのストレス度は、
変わらないでしょう。
ではどうやって変えていくのかは
人それぞれですが、
うまく職場の中でやっている人を
見本にしてみたり、
今の自分の基準を
低くすることであったり、
自分がやらなければと思っていることを
人に任せてみたりしてください。
もし人に任せる場合は、
その人の基準に任せ、
とりあえずやってみることです。
ストレスが高い人は、
人の振りを自分の基準に
合わせようとすることが
多く見受けられます。
また、自分の基準を
さらに高い相手に
合わせようとしています。
そういうものだからと
自分の基準を見直すこともしてみてください。
基準というのはいろいろな基準があるからこそ、
社会なのであり、
その仕事がそれなりにできるのであれば、
高さばかりを求めなくても
良いのではないでしょうか。
また、物事を他方向から見る癖もつけると
とっても楽になると思います。
どちらにしても、
事前に思っておくことです。
状態を見てから思うのではなく、
事前にこういうものだと
考えておくということです。
このように、
自分の今の状態を
マネジメントすることです。
自分で自分のことを
外から見るような形で見直すと、
すごくきつく仕事をしていると言うのが、
わかるのではないでしょうか?
障害者支援は、
頭を柔らかくしていくことが
ですよね?
その基本は、
人の人生を大切にすることですが、
人を大切にすると言う事は、
自分のことも大事にしていいのだと
思いますよ。
自分に目を向ける。
自分の良いところを探す。
自分のだめなところも好きになる。
適度に手を抜く。
そういうことで、
もう一度自分を見てみると
寛容になれることも多くありそうです。
疲れてきてからのメンタルケアや
セルフメンタルケア。
事前準備のセルフコーチング。
あなたならどちらを選びますか?