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一人暮らしを想定した子離れをしよう



入所施設
グループホーム
シェアハウス
結婚
一人暮らし

知的障害がある人の暮らし方は、
さまざまな選択肢がある中、
その多くが、
親と住む
兄弟と住む
という選択肢になっている所だと思います。

親は、
「兄弟に託したい」
「私の目の黒いうちは、自分が見ます」
「私より1日先に死んでほしい」
ということばで、
現実から逃避する人が非常に多くいます。

果たして子供はそれを望んでいるかというと、
それはそうではないのですが、
親としては、曖昧な言葉で
現実逃避しているように見受けられます。

果たしてその言葉通り、
事が進みますか?

考えたくないのはわかりますが、
あなたが生きているうち、
あなたが今の健康状態で考えられるうちに、
考えていただくべきことなのです。

認知症になったり、事故で入院を強いられたり、
そういうリスクは、
誰にも平等にやってくるのです。

あなたが、
今の状態でお子さんのことを考えられる瞬間が、
いつ終わるかもしれませんし、
その時、あなたは、
「子どもを○○してください」と
頼める状態ではないのです。

ですから、
その時を狙うべきではないですね。

そして、暮らし方は、
どんどん変わってきています。

以前は施設が主流でしたが、
グループホームが出てきて、
そこが主流となりつつあるのですが、
入りたい人が全員入れる状態ではありません。

そこで、出てきている考え方が、一人暮らしですし、
その前にシェアハウスの考え方を持つ団体もあります。

入所施設からグループホーム
そして、一人暮らしが主流になっていく流れの中で、
子どもが、
一人暮らしでも生活できるように、
親としては、
子どもから離れる機会を多く持ってほしいのです。

あなたが何でもしてしまうより、
子どもが子供の持っている力で、
支援者と共に解決できるはずなので、
親御さんが、何でもかんでもやっていくのは
子どもさんの将来のためにもなりません。

親として、一番できないのは、
親が子供から離れられないことです。

子離れは、ほったらかしとは違います。

子どもができるように
支援者にSOSを言えるように、
親は先回りして何でもするのではなく、
子どもの力を信じることです。

そして、子どもがやることを
待つことができる親であってほしいのです。

「できないよね?」
「この子は無理」
という部分から物事を考えるのではなく、
できることがあるのを
親が邪魔をしているという視点を持ちましょう。

子育て、子どもの支援で、
毎日の多くの時間を
費やしている親御さんも
多くいらっしゃいますが、
何のために、
子どもと向き合っているのかを
今一度考えていただけないでしょうか?

単に「今」の為だけではなく
将来の為なのです。

そして、世の中は一人暮らしの生活をも考え、
動き出していることを。

子どもが自立するため。
子どもが、将来、親がいなくなっても
困らないため。

そんな将来を思い描き、
あなたがするべきことを、
あとでではなく、今するべきなのです。

これは、親としての責任です。

子どもが将来、
親と暮らさなくても
困らないことを目指しつつ、
ひとりでやる機会や
支援者とやる機会を
増やすとともに、
あなたが子どもにしてしまうではなく、
子どもがあなたに対してしてくれることもまた
望んでも良いのではないでしょうか?

視点を変えてみましょう。

あなたがこの世から去った後、
どんな生活が待っているのかということから
逃げずに考え、周りに言うことから始めませんか?

言葉にすることは、
現実化する可能性が高くなるからです。

もちろん、子どもには子供の考えがあります。
あなたの考えの通りに行くとは限りません。

その時ある福祉サービスしか、
使えないのも事実ですし、
一人暮らしという選択肢もいれていくことなのです。

ならば、家庭の中で今からできることは、
早めにはじめておく方が良いとは思いませんか?
あなたが死んだ時で間に合いますか?
あなたがきちんと考えられる状態で
一人暮らしを始めてみたり、
より良いサービスにつなげることもまた、
親としての役割の一つでしょう。

あなたが、子どもをずっと見ていきたいという
気持ちで、現実から逃げているのが
子どもにとっての良い親ではないことを
あらためて考えていきましょう。