中間管理職がするべき組織の中での改善



中間管理職の皆さま、
最近残業をしなかったのは、
いつですか?

中間管理職になったとたん、
仕事量が一気に増え、
定時に帰るなど、夢のまた夢ですか?

1日、何時間働いているのだろうという、
愚痴さえ聞こえてきそうです。

あきらめている人も多いでしょう。

あなたが、定時に帰るのをあきらめると、
あなたの部下たちもまた、
定時に帰ることは無理と思い込み、
毎日残業することが、当たり前となり、
悪しき慣習となりますが、
それでよろしいのですか?

なぜ、そんなに、定時に帰れないくらい、
仕事があるのでしょうか?

検証してみると、
しなくてよいことをしているのが、
よくわかってきます。

でも、気づかない人もいるでしょう?
人間は、課題の渦の中に入ってしまうと、
気づけるものも気づけなくなることがあるのです。

さて、あなたは、
目の前にある仕事のどれもが、
大事な仕事と感じ、
省けないと思い込んでいるようです。

また、業務を効率よくすることも
できなかったりします。

どこから始めればよいかがわからず、
何もかもが始められないと
思い込んでいることもありませんか?

何かをしようとすると、
余計に仕事を増やしそうで、
改善できないと
思い込んでしまったりもありますね。

中には、大変な状態でいる方が
実は楽な人もいるのですよね。
慣れてしまい過ぎて、
新しい方法も思い浮かばず、
変えられないという意味ですね。

さて、まず、あなたの
仕事の仕方から考えていきましょう。

一般職員から中間管理職員(役付き職員)になった時に、
「支援員+中間管理職員」の
仕事をする人と思っていませんか?

この時点で、
もうあなたの働き方は
おかしなことになるのです。

支援員の時に支援員の仕事を100%やっていて、
中間管理職になっても、
同じ量だけやっていたら、
全て合わせて100%以上というのは
明らかですよね?

なのに、同じだけの仕事をする人がいるのです。
だからいつまでたっても、
あなたの本来するべき仕事が終わらないのです。

この「支援員」のお仕事を
どうやって減らすのか?
という視点を持ってください。

減らすなんてとんでもない!と
思っているかもしれませんが、
減らすというのは、
他者に任せるという意味です。

あなたには部下ができたのです。
あなたが支援員の時にやっていた仕事は、
部下に任せていくべきで、
その分、あなたには増えた仕事があるので、
それをやることでバランスが保たれます。

まだまだ、部下には任せられないと
思い込んでしまったり、
部下が大変だからと
思い込む傾向の人もいますが、
そこは切り離して考えるべきです。

あなたは、支援員がやっていることを、
外側からだったり、時には中に入ったりして、
見ることで、
指示をしたり、相談にのったり、
調整をするのがあなたの大きな役割になるのです。

中間管理職になったことで、
やることが変わってきているのです。

また、支援現場に入る時があるのであれば、
中間管理職として見かたを変えながら、
業務をすることですし、
労働時間内に100%の業務をするべきです。
その上で、業務を長く続けていけるように
しなければなりません。

あなたの業務の中で、
部下に任せることを決め、
その点については託し、
自分にしかできないことを
中心に仕事を決めやっていくください。

あなたの中間管理職としての仕事は
部下にはできませんけど、
その中で、
この部分はやってくださいと
頼むことはしても良いのです。

あなたが、これらの部分で
まだうまく行っていないと
感じているのであれば、
あなたは、まだ、中間管理職としての業務が
何かがわかっていない可能性もあります。

もちろん、上司も教えて下さらず、
自分で考えなさいと
いわれている部分かもしれません。

もちろん、これ以外にも、
うまく回っていないと感じる部分は
多々あるのでしょうね。
自分の業務の不具合がどこにあるのか、
知ろうとしてみてください。
そして、改善できると思って、
部下も使いながら、
やってみましょう。

中間管理職で
一番してほしいのは上司の言葉を、
部下にわかりやすく伝えることと、
部下の仕事をしやすくすることです。

あなたは組織の中のキーマンです。
組織(チーム)作りが、あなたの仕事なのです。

だから、やる仕事は選ぶべきです。

支援現場は、支援員に任せ、
報告等で、利用者が良い支援を
受けているかを確認してください。

そして、調整・改善等をしていきましょう。

考える時間も充分にとりましょう。
クリアな思考を手に入れるために、
残業は控えましょう。

さあ、どこから変えますか?
あなたの組織をよくするためです。
あなたから変化をしていきましょう!

まず一つです。
ひとつから取り組むことです。