車いすには、むやみに触らない


車いすの方の支援をしている時に、
支援者がよくやってしまうことですが、
やめたほうがよいことがあります。

車いすをむやみに触らない
でほしいのです。

もちろん、
車いすの方の移動の時などに、
介助するのは当然のことですから、
その時は、触るべきですが、
それ以外の時間に、
むやみに触る方がいるのです。
さらには動かす方もいます。

前に押したり、後ろに引いたり、
左右に振っている人もいます。

中には、
キャスター(前の小さな車輪)上げ
をしたり。
いきなりやるので、彼らはびっくりします。

さらに、
寄りかかる支援者もいます。

支援者が立っていて、
グリップ(持つ部分)のところに
自分のひじから下のところを
置いてみたりしていませんか?

そうやって、支援者の体重をかけると、
微妙に車いすが沈むんですよ。
だって、タイヤですから。

寄りかかったり、
寄りかからなかったりを
繰り返すので、
タイヤが沈んだり、
もとの位置に戻ったり、
くりかえしています。

また、支援者は動かしていないつもりでも、
微妙に動いていたり、
手をかけているので、
ちょっと動いてしまうのですね。

どれも、何かを待っている時のような、
押して移動していないときです。

よくよく考えてください。
乗っている人のほうは、
微妙に動いたり、
ゆれたりすることで、
どうなるか。

自分がキャスター付きの椅子に
座っているときに、
誰かに揺られたり、
体重かけられたりしたら、
自分の本意とは全く関係なく動くとなれば、
頭がふわ~っとなったりするので、
気持ち悪いような
嫌な感覚になると思うのです。

その嫌な感覚の体験を
あなたが、相手に
させてしまっていることになります。

ホームなど傾斜があるところは、
かならず、ホームと平行に位置させ、
もちろんブレーキをかけ、
手放しても勝手に動かないようにし、
見守りをしながらという条件のもとに
電車を待ちましょう。

あくまでも、
貧乏ゆすり的な自分の何気ない動作の中で、
車いすの方が、
彼らの意図に反して、
不本意に動かされてしまう状況を
作るのはやめましょう。

彼らは、自分が嫌な状態に
なっていることを
言わないですし、
慣れてしまっているかもしれませんが、
実はけっこう気持ち悪いです。

車いすはあなたの遊び道具ではありませんし、
あなたが休むものでもありません。

相手の足として、意識し、
相手にとって、心地よい
移動の介助となるよう、
あなたから相手の方の感情を
意識していきましょう!