きめ細やかに支援しよう



先日、「できないのか?できなくしているのか?」
に書きましたが、
彼らの一連の行動の中で、
できる部分のなかに、
できない部分が含まれると、
その行動全てが
できない人と認識されてしまう
場合があります。

例に出したのは、
コンビニでの買い物事例ですが、
お金を払うを経験をさせていないので
できないとみなされ、
それに付随して、総合的に
コンビニでの買い物ができないと
言われることになってしまいます。

この場合、
できることとできないことの
細かな部分は
支援者の中で、
分けられていない状態で、
なんとなく全体を見て、
できないと決めつけている場合も
多いのですが、
一連の行動の中には、
様々な点としての行動がありますので、
それぞれの行動を
どのようにしているかを
把握する必要があります。

そして、
どの部分ができていないのかを明確にして、
できていない部分だけに
支援を入れるという段取りを
持ちたいところです。

支援者が、
「コンビニで買い物ができない」
と判断してしまうと、
本来、ものを選ぶことはできるのに、
そばにいて支援をしようと
してしまうことにもつながります。

このできている部分は、
一人でできるので、
支援ではなく
おせっかいになります。

また、支援者が入ることで、
本来できるのに、
ご本人が、支援者に任せてしまい、
やらない状況になってしまう場合もあり、
支援者が入りすぎるのは、
良い状況ではありません。

ですから、
どこができないのか、
できているのはどこなのか、
どう支援を入れればできるのか、
など、
細かく確認をするべきなのです。

逆にいうと、できているのに、
その日の体調などにもより、
できなくなる場合もありますので、
SOSの出し方を支援することは
大事なことになります。

彼らのこころの動きもキャッチできれば、
今何をするべきかが見えてくるのですが、
それは、彼らが、何を考えているか?と、
考えるようにすることです。

こういった、
一連の行動の中で、
できていることには、
ひとりでやることができる機会と、
SOSの出し方の支援をし、
できていないことには、
できるような工夫や、
もう少し行動を細分化することで
できる部分を増やすなど、
きめ細やかさが必要となります。

もちろん、見守りが必要であったり、
見守りはしないけど、
店員さんに助けを求めていくなど、
より、自立に向かっていけるように
リアル体験につなげましょう。

支援というのは、実は単純ではありません。
それを見極めるという言葉で、
お話しされることがあると思いますが、
つかず離れず、
もしくは、あえて離れて、
彼らが自立できる部分が増やせるように、
きめ細やかに寄り添うことです。

あなたの支援によって、
自立ができるかどうか、
本当に変わってきます。

よりよい支援がしたいのであれば、
自分自身のしている支援が、
彼らのためになるのか、
彼らの行動を、
観察しつつ、
確認していきましょう。

支援とは、彼らを自分に合わせ
管理することではありません。
そこは間違いのないように
お願いします。

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