自閉症支援:特別支援学校の時から気にかけたいこと



自閉症の人たちが、
特別支援学校を卒業して、
福祉施設に入ると、
親御さんたちが、口をそろえて、
お話しされることが、
ふたつあります。

ひとつは、体重が増える

そして、落ち着いてくる

です。

体重が増えるは、
もうすぐにお判りでしょう。

学校の時は、まだ新陳代謝も良く、
体育の授業もあり、
部屋の移動や行事など、
身体を動かす機会が多かったため、
やはり、それに比べると、
運動量ががくんと減り、
工賃など発生することで、
食べ物が手に入りやすくなったり、
年齢的にも、
少しずつ代謝も悪くなりますから、
どうしても、
同じような体重ではない人が
増えますね。

これは、もう、
こうなるものと捉えれば、
最初から、対策が立てられます。

食べ物か、
運動を取り入れることでの
現状キープです。

たとえば、家に帰ってから
必ずパンを食べていたという
特別支援学校時代。
そのまま、福祉施設に入っても
それを続けるとどうなるか?
体重はどんどん増加してしまいます。

また、食事のスタイルも関係してきます。
大皿で、家族みんなで食べるような場合、
食べ過ぎがわからないので、
食べて足りないようみえてしまい、
おかずを増やしている
ご家庭もありそうですが、
こういうご家庭の場合は、
一人分ずつを
皿に盛った方が良いのです。

こうした工夫をしないと、
太りすぎて体重が
130キロ超えるという人も
何人もいます。

食べさせないと
パニックになるという場合は
なおさらです。
(それは、パニックにさせない支援が別途必要です)

運動は、なかなかできません。
ヘルパーでもつければ別ですが、
親御さんも高齢になりますので、
彼らの動きには、
ついていけなくなりますから、
ご家庭でできるのは
食事面でしょうね。

お手伝いをしてもらうことで、
身体を動かしていくことも
大事ですけど、
そんなに体を動かすまでは
いかないでしょうしね。

そして、ヘルパーや
スポーツ関連の団体を使って
運動量キープすることも
必要な人もいそうです。

もうひとつ、変わるのは、
落ち着いてくることです。

これは年齢のせいかと
いわれることも多いのですが、
そうとは言えないのでないかと
思っています。

学校は様々な授業があったり、
行事があったり。
毎日や季節ごとの
事細かな変化が多く、
パニックになりやすいようです。

施設に入ると、
日常が、ゆっくりと
変化が少なくなる日常なので、
パニックが少なくなってくる
ということのようです。

どれだけ、自閉症の人たちが
変化に弱いかというのが、
よくわかります。

もちろん、変化に弱いのですが、
そこに、適切な支援が入れば、
変化を理解できるのですけどね。

それに、先輩たちの様子を
同じ部屋で見ることができることが、
良い人もいるようです。
真似をすれば、よいわけですから、
理解しやすいようです。

ですから、
学校時代にパニックが多いというのは、
逆にいうと、
それだけ、変化が多いことから
起きるわけですから、
スケジュールをうまく活用して、
急な変化などにならぬよう、
そして、そういう毎日であることを
納得できることです。

学生と
社会人。

自閉症の彼らは、
自ら気づいて、
対処できるわけではないので、
やはり支援が必要な部分ですね。

落ち着いたはいいが、
太りすぎたからと、
大きな服を買っているだけでも、
いけません。
そのあと、高血圧等の薬に頼る
人生になってしまいますので、
お気をつけくださいね。

ぜひ、一度、ご家族でも話し合って、
特別支援学校にいるころから、
親御さんの先輩の話を
聞いてみることもよいですね。

対策を考えてみましょう!

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