【4月個別支援計画設定の面談】
職員「希望や要望はありますか?」
利用者「工賃が10000円ほしいです」
職員「わかりました。では、それを支援目標にしましょう」
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【3月年度末評価】・
職員「モニタリング(評価)をします。
工賃10000円にならなかったですね。
あなたが、作業をさぼっていたからですよね。
どうすれば、10000円になったと思いますか?」
利用者「頑張ればよかった」
職員「そうですね。
もっと頑張らなければなりませんでしたね」
利用者「はい。職員ががんばらなかったので、
10000円になりませんでした」
職員「え?」
利用者「ぼくは、10000円ほしかったのですが、
10000円を稼げる仕事を、
職員が見つけてくれなかったり、
10000円稼ぐような仕事の仕方を
教えてもくれなかったし、
やりやすいように、
支援もしてくれなかったからです」
職員「そ、それは・・・」
利用者「支援計画って、職員さんがぼくに
どうやって支援をするかの計画ですよね?
ぼくは障害があって、
一人ではできないことがあるから、
職員さんから支援してもらえる
この施設にいるのです」
職員「はい」
利用者「今年はダメでしたが、
来年度、10000円稼げるように
支援してくれませんか?
それが僕のニーズですから
来年度がんばってくださいね。
期待していますよ!」
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などという評価があるといいのですけどね。
実際は、知的障害がある人が、
こんな風には、言ってくださらないので、
職員は勘違いしています。
ニーズに10000円ほしいとあって、
それを支援目標にしたのであれば、
10000円稼げるような作業を用意したり、
その人が10000円稼げるための
必要な支援をすることなのです。
それを、
10000円稼げなかったあなたが悪いとして、
もっと頑張りなさい!と、
締めくくっている評価を
していないでしょうか?
支援計画とは何なのか?
この漫才のようなお話しから、
ご自身の支援計画を
振り返ってみてください。
支援計画とは、
あなたが支援を実行するための指針ですから。