仕事やものごとのやり方など、
あなたにとっての「やり方」があります。
これは、知的障害がある方でも
職員でも、
あなたがそのやり方を教える場合があります。
自分としては、
一番最良のやり方を
相手に教えるわけですから、
そのあとも気になっていくこともあるでしょう。
特に、利用者の人に対して、
気にかける場合に、
「ちゃんとやっているかな?」
という感覚を持つ場合も多くあると思います。
それは、支援だからです。
それに、疑っている場合もあるでしょう。
さて、その時に、
自分が教えたやり方ではなく、
その人独自のやり方に変わることがあります。
自分は、自分が教えたやり方が
最良だと思っているので、
それ以外の方法で、
やっていると、
何でこういうやり方なのだろうと
思うこともあるでしょう。
その人のやり方を訂正し、
自分のやり方を、
また教える人もいるでしょう。
そう、重箱の隅をつつくと
昔の人は表現していますね。
でも、
そういう時は、
少し観察をするとよいのです。
やり方が自分と違うからと言って、
方法を教え直すのではなく、
その人独自のやり方でも、
うまくいけば、
問題ないと思いませんか?
結果が出れば、OK。
実は、
ものごとのやり方というのは、
様々な種類があり、
紙を1枚、
半分に折ることでさえ、
どこを最初に合わせ、支点を作るかも
人によって違うのです。
でも、教えたほうとしては、
そのやり方でやってほしいと思うはずです。
たぶん、教えられた方も、
最初はそのやり方で始めるでしょう。
でも、それ以上にやりやすいやり方が見つかれば、
それぞれ、やり方を変更するのです。
自分もそういう面があるでしょう?
さて、私たちは、
何に焦点を当てるべきか?
私たちが言った通りのことをしている
利用者を見て喜ぶのではなく、
私たちの説明を聞いて、
自分としての最良の方法を見つけ、
工夫をして、
そのうえで、やるべきことができていることに
焦点を当てるべきです。
まさに自立!
もちろん、自分で工夫をしているつもりで、
間違いがあるようだったらいけませんから、
見守りは必要だと思いますよ。
でも、手だし口出しは、
極力控えて、
ご本人の力を引き出すほうに回りましょう!
もしかしたら、その人がしている方法のほうが、
あなたが提案した方法より、
もっとやりやすいこともあります。
頭を柔らかくしましょう。
受け入れをよくしましょう。
自分のやり方に
こだわらないことです。
結果が良ければ、
OKですね!