悪しき慣習は、やめなさい



どこの事業所でも、
慣習がありますよね。

何でやっているのかわからないですけど、
長く続いているようなことです。

そんな中でやっているので、
後から入ってきた職員も、
何でやってるのかがわからず、
中身もなく、
とりあえず、
去年と同じことや先輩がやっていたことを
まねしていればよいのだろうという気持ちになります。

その繰り返しが、
「慣習」というふうになっていくのです。

ですから、コンサルや見学などに行ったときに、
「これは何でやっているのですか?」
などと聞くと、
「何ででしょうね?」
と返答されることもありますし、

「これをやっていて、どう思われているのですか?」
と聞くと、
「自分はあんまりやらない方がいいと思うのですよ」
などという意見が聞かれたりします。

確かにそういうものを、
作った(決めた)その時代には、
良かったものだとは思いますが、
時代の変化や、
利用者の方の変化(障害が重くなったりもする)で、
意味がなくなるものもあるのです。

それなのに、以前からやっているからとか、
先輩が始めたからなどのいう理由だけで、
続けることが、多くあるのです。

ようするに、誰もそのことに対して、
何で?と思わないからです。

もちろん、
その慣習を続ける意味を
理解して、
必要と判断したものは、
何年続けてもよいと思うのです。

ポイントは、
なぜ必要なのか?
本当に必要なのか?
などを検証しているかいないかです。

あなたの事業所でも、
慣習があると思いますが、
その慣習は、本当に必要ですか?

無駄だと思ったら、
「悪しき慣習」になる前に、
取り除きませんか?

悪しき慣習を取り除くことで、
時間に余裕ができるだけではなく、
職員の中で、
「何で?」と思う
「負の感情」がなくなることで、
無駄な、持つ必要がない感情が省かれ、
シンプルになり、
考えることや情報が整理される場合もあります。

例えば、それは、
毎日ほんの少しの記述だけかもしれません。
何かのチェックだけかもしれません。

それでも、
毎日続ける意味がないのであれば、
それは
悪しき慣習になっていきます。

皆さんの所は、
いかがでしょうか。

なぜこれをしているのか?
している意味はあるのか?と、
自分たちに問いかけてみましょう。