管理職は何の役割をする人か?



知的障害者支援施設は、
常々、様々な課題を持ちながら、
改善方向に向かってはいますが、
新しい制度が出来たり、
新しい利用者が入ったり、
職員も新しくなったりすることで、
毎日が全く同じように、今までどおりに安泰で、
淡々と過ぎるわけではありません。

利用者の皆さんの様子や体調も、
毎日毎日違い、
昨日はできたのに、今日はできなくなったり、
なんでもないようなところでけがをしたり、
ほんとうにいろいろと起きます。

昨日と同じような、
日常が進むことさえ、
特別な気がする労働の場です。

そんな状態の中で、
法で決められた書類を作り、
今持っている支援スキルを
今以上に向上させ、
自分たちのメンタルも維持し、
利用者にとって、
心地よい空間となるよう、
安全や衛生にも気をつけ、
毎日を作り上げる感じかもしれません。

さて、だからこそ、施設の要は、
やはり施設長です。

職員たちは、日々の様々な変化を
一手に引き受け、
その場その場で、
利用者の皆さんによりよい支援を
提供するための働きをしています。

ただ、渦中にいる状態になった職員たちは、
ただ忙しさだけを目の当たりにして、
改善ややりやすさに目を向けられなかったり、
調整ができない状態であったり、
変化に気づけない状態は、
多々ありえる話です。

その日を何もアクシデントがなく
過ごすことに集中する日々で、
残業していても
無頓着で、
自分たちの体が壊れていっていることにも
気づかないかもしれません。

こういった職員集団は、
だれか、第三者的に
見ていく人が必要なのですが、
それが、管理職の役割です。

施設長は何をする役割の人なのか?

職員を管理するとは、何をすることなのか?

まず、そこを理解していない施設長が
いるのではないでしょうか?

職員が抱える課題を理解していない管理職たち。
そのせいで職員が疲弊してはいないでしょうか?

あなたは何の為に管理職になり、
管理職になったことで、
何を実現できるのでしょうか?

知的障害がある人への障害者支援をする施設で、
「管理」とは、何を指しているのか?
と、立ち止まって考えるべき状態ではないですか?

課題がわかっていればまだ良し。
でも、現場自体の力で、
課題の解決ができなかったら、
あなたは、なにをすればよいのでしょうか?

また、課題もわかっていないようでしたら、
困りますね。
課題がない訳がありません。

それは、先ほど書きましたように、
日々変化しているからですし、
向上を目指す職場だからです。

では、どうやって現場の現状を把握するのかです。

あなたは、利用者の活動場所に行っていますか?
職員に任せきりではないですか?

あなたは、活動場所ばかり行っていませんか?
職員に任せることをしていますか?

両極端であれば、
職員たちに力は尽きませんし、
解決策は見つけられなくなります。

職員と話していますか?
職員が困っていることを
解決しようとしていますか?

こういった活動現場の状況と、
職員の気持ちは、
リサーチすることで、
課題の解決のためのヒントが見つかります。

あなたが、
するべきことは、
たんに印鑑を押すだけではありません。

あなたがするべきことを、
もう一度、
きちんと考え、
職員の声にならない声に耳を傾け、
施設をよりよくする視点に立ち、
利用者にとってのより良い施設となるよう、
自らを変化させることです。

出来ていないな。
そう思うようでしたら、立ち止まりましょう。
職員や利用者の話を聞きましょう。
もし、ご家族から苦情が入っているようでしたら、
もう一度内容を確認しましょう。

過去がどうだったからと固執することではありません。
構成メンバーが変われば、組織は変わるものですから。

あなたが、未来を考え、
施設に変化を作りましょう。

そのためのリサーチから始めましょう。

そして、リサーチ中に、
職員を怒るべきではありません。
全容がほぼ理解できた後に、
あなたを中心として、
どう改善するかを考えればよいことです。

職員たちを意味もなく怒れば、
解決すると思っている管理職がいますが、
そうではありません。

意味を持って、
どんな施設にしていこうかを表明し、
どんなやり方が良いのかを、
職員と一緒に悩むことです。

そして、改善の音頭を取ることです。
指示命令だけでやるのではなく、
一緒になってやるのです。

あなたが変化をすれば、
職員たちはついてきます。

さあ、改善の一歩を踏み出しましょう。
自分は何をするべき役割なのかを、
再度考えましょう。