2017年2月ニュースレター:ふたつの継続の話



1.継続の実験

今月チャレンジしているのは、
「継続」という実験。

継続は力なりというけど、
継続が難しい人は多くいらっしゃるようで、
継続できずに困っている人もいるようなので、
継続って、
どんなふうにすればできるのだろうと
あらためて考えているところです。

と、言うのは、
なぜかというと、
山田は継続ができる人間だと
外部からの評価があるからです。

自分が意識していないで続いているからこそ、
どうやったら続くの?は、
自分でもわかっていないのです。

空気を吸うのに、
どういう仕組みでと理解しなくても
吸っているようなものです。

みなさんが、何を持って継続といわれるかというと、
やはりこのブログでしょう。
14年も書いているっていうのが
皆さんからの評価の基準のようです。

継続ということを続けていることで
大きな力になっていることは、
あるのです。

この「継続」ですが、
必要としている皆さんができるためには、
どんな方法がいいのだろうかと考えると、
簡単で、やる気がなくてもできて、
多くの時間や労力を使わず、
毎日取り組もうと思えるものにしないといけませんね。

できれば、自然に、
毎日していることのレベルで、
やれることにしなければ、続かないでしょう。

それに、それを続けることで、
何かしらの結果が出ると、
もっと続けようかなと思えることでしょう。

歯磨きとか、
ゲームとか、
仕事とか、
趣味もそうですが、
やった見返りがあることが
続くきっかけになりそうですし、、
続けようと思えるのは、
やっぱり「仕組み」なのだと思うのです。

誰かからの後押しだったり、
お金が手に入ったり、
作品が出来たり、
達成感が得られるようなことでしょうね。

それは、一人一人違うでしょうから、
自分にとってのご褒美をイメージしていき、
そのことを継続することだと思います。

私自身、
今まで嫌だったものが、
この「仕組み」で
毎日続けられているものもあります。
やりたくなくても続けるとか
嫌でも続けるという時期は通り越して、
今は毎朝コンスタントに
何も考えずにしている域に入りました。
これは、一生続けられることでしょう。
続けることで、
健康を手に入れられると思っています。

さらに、今月からチャレンジしているものが
2つあります。
毎日続いていますし、
これが達成できたら、
喜びが待っていることを
イメージできています。

1つは3月には出来上がるでしょう。
もうひとつは、
ちょっと時間がかかるかもしれませんが、
なんとなくできる気がしています。

それくらい、
簡単にやる気がなくても
毎日できるものがいいのです。

力を入れすぎないこと。
必要以上に燃えすぎないこと。

淡々と、
やっていくこと。

日課となり、
それがあなたを変えていきます。

そんなところから生み出したブログが、
継続できない人のための7日間の実験」です。

なんとなーく続く、
ゆるい関係性。

コツコツと。
毎日。

それだけです。

そんな日常を心地よく思っている自分ですが、
継続をしてみたいのであれば、
仕組みを考えてみてくださいね。

2.ある法人の職員さんのこと

所属している法人内で
大きな出来事があり、
それでも、退職せずに、
今までと変わらないような支援を続けたいと思い、
仕事をなさっている職員さんに
お会いする機会がありました。

すごい!としか言えない自分です。
この「継続」は頭が下がる思いです。
良い法人だからこそ、
やめずに仕事を続けているのだろうなあと思います。

なんとか、力になりたいし、
私ができることでしかお手伝いはできませんが、
自分にできることは、しゃべることと聞くこと。

だから、自分もお話しして、
職員さんの考えていることを伺って、
冗談も言ったり、笑い合って、握手して、
そんな時間を過ごしてきました。

笑ってくれてよかった。
本当に。

なんでもお手伝いします。
そんな気持ちでいます。

私たちの法人は
支援者の支援をして、
それによって支援力が高まったりすることで、
その結果、そこにいる知的障害がある人たちが
今より幸せになることを
お手伝いしたいのです。

それが、そこを利用している
知的障害がある人の人生を
支えるお手伝いにもなります。

その職員さんが、その法人で、
働き続けてくださることに感謝しつつ、
お手伝いできることは、
出し惜しみせず、
職員さんの「ここで働こう」という気持ちが
継続することを願っています。