支援者の悩みは尽きないですね。
その中で、
「(○○という状態なので)
△△ができないです」
という、お悩みが多くあります。
たとえば、
利用者が重度だから・・・
たとえば、
ご家族の顔を見たことがないので・・・
たとえば、
支援方法がわからないので・・・
たとえば、
利用者に理解してもらえていないようなので・・・
などと理由づけをして、
「自分はできないのです」
という言葉が続きます。
では、それができない状態だとするならば、
今の状態を続けていても、
状況は変わりませんよね?
重度であるという事実は変わりません。
あなたの仕事ができないのであれば、
軽度の人のところに行きますか?
きっとそういう支援者は、
軽度の人の所に行ったときに、
軽度の人であることを理由に、
また、「できない」を選択します。
ご家族の顔を見たことがなければ会えばいいのです。
会いに行くにも上司が・・・などと
やっぱりできない理由を言いそうですね。
支援方法がわからなければ、
調べたり学べば良いのではないでしょうか?
利用者に理解してもらえない・・・って、
相手は知的障害がある人なので、
何も支援せずに
理解してくださる人のほうが少ないのです。
こうやって考えると、
これらの理由づけで「できない」と続く場合、
ご自身を正当化しているようにしか、
見えないのですが、いかがでしょうか?
もちろんそんなつもりは
ないこともわかっています。
でも、正直に言わせていただきますね。
いいわけをやめませんか?
あなたができないのは、
周りのせいでもないのです。
あなたがこの状況であると納得して
この状況に対して、
支援をするのだということを
決めないからです。
状況理解をする。
そのうえで、やると決めることです。
何の仕事もそうだと思いますが、
支援もまた、そういう仕事なのだと思うことです。
あーだからできない。
こーだからできない。
のではなく、
あなたがやろうとしていないだけです。
やらないほうが楽だからです。
首を突っ込んだら、
やらなければならなくなるからです。
もし、私が言っていることに、
ピンとくるものがあったのであれば、
この状況を理解して、飲み込んで、
気持ちを決めて、仕事をしてください。
そうすれば、
いろいろな理由があるにしても、
やる!と決められるはずですし、
やれることが増えていきます。
その時、やるのは、
あなたのできる範囲を意識しましょう。
あなたの力量越えで、
がんばりすぎることではありませんし、
そのような状態では、
長くはできませんからね。
そして、あなただけでやることではありません。
力量越えの部分は、
チームを使うことです。
できないところを補いながら、
進んでください。
チームの力を使っていない人ほど、
ひとりで、悩んで、
できないと思い込んでいる人も
多いよう見受けられます。
自分が得意な部分を
中心にそれぞれがしていくことが、
支援上の問題を解決する近道ですし、
できることが増えていく方向性につながります。
さあ、できない理由を探すのはやめましょう。
相手の状況は変わらない状態ですが、
あなたが動くことで、
かならず、何らかの変化が訪れます。
さあ、動き出しましょう!
できなくてもいいから、
その意気込みを聞いたら、安心してこちらも元気が出て、やれることはやってみようとおもうものですね。
結果も大事かもしれませんが、過程も大事ですよね。やり始めてくれるなら、結果は後回しにも思える時がありますものね。
やはり行動ですね。自分もそうだし相手も…ですね。