支援の始まりは工程分析から



知的障害がある人に
初めて作業をしていただく場合、
どんな始まりにしていますか?

その工程を
ひとりの利用者の人にしていただく。
という時に、
よくよく考えると
いくつもの工程があります。

例えば、
クッキーを7枚と、乾燥剤を
袋に入れる時に、

袋を開く
乾燥剤を入れる
クッキーを7枚入れる
封を閉じる

などの工程に分かれます。

この工程分析をしていく時、
何気ない中で
やっているのかもしれませんが、
利用者の人にしていただくと、
全部の工程ができる人もいますが、
どこかで、
その人ができない工程が出てくる場合があります。

この時に、
職員は、
どこができないのか?を
意味を持って、
確認していますか?

「意味を持って」と言うことが重要です。
ここが支援の始まりになるからです。

そして、ご本人ができない部分について、
冶具などを開発するのか、
他の利用者の人がするのか
など、
次の工夫となります。

よくやってしまいがちなのは、
やれないと思って、
職員が経験させないことですね。

まず支援なしでやっていただかないと、
どこができないのか
そして、どうやったらできるのか、
また、できるのはどこかが
わかりませんから、
全てを支援なしでしていただき、
観察をします。

さて、この一連の工程の中で、
どこかができないとなった場合に、
先ほども書いたような
支援が入りますが、
できれば、一人でできることに
つながるような支援をお勧めします。

それが冶具・指示などの工夫になります。

例えば、
袋を開けるのが一人ではできない場合、
空ける人を別な人がする場合もありますが、
袋の質を変えるとか、
指サックをするとか、
やり方を見せて、指の動きを確認するなど、
色々なアイデアが出ます。

また、袋を開け、クッキーを入れる場合、
どちらかの手に持つことができなければ、
何かの入れ物に立てかけ、
そこにクッキーを入れていくなどの
工夫を入れます。

こういったことで、
ひとりでできることが
増えます。

この工夫は、その人だけに対しての工夫です。
他の人には不要であっても、
その人だけには入れるべきことです。

ここでもよくまちがいが起きます。
「他の人にしないのだから、あなたにもしない」
というおかしな論理です。
ここは個別支援になりますから、
その人だけに支援を入れるべきです。

そのための工程分析です。

さて、次に、
できないことがわかりましたら、
まず、できないことは省きましょう。

できないことまでを最初からしていただこうとすると、
本来できることまでもが、できなくなる人もいます。

ですから、最初は
できることだけをしていただき、
できない所は職員がすることもOKです。

初めて導入する作業ですから、
できる部分になれていただきましょう。

そのあとの段階として、どこかで、
職員がしていたことを
ご本人ができるようにしていくのです。

もちろん、ご本人ができなければ
他の人に託すことも視野に入れつつです。

いつまでも職員がやっているのは、
まちがいですね。

支援をするとは、環境整備の部分の関わりです。

ご本人ができるように支援を入れるとともに、
またできなければ、
次の方策を練ることです。

そして、少しずつご本人ができる部分を増やす。

そのための練習も必要です。

工程分析をして、
小さな部分に目を向けて、
少しずつ、できることを
増やせるよう支援をしましょう。

一度にするとできないことであっても、
少しずつに分けることで、
できることが増えていく人もいます。

もちろん、これは作業だけに特化したことではありません。
日常生活の動作などでも
することを小分けにして
どの部分ができないのかを
見てから支援を入れることもあります。

ポイントは、
スモールステップです。

そして、できることをしていくことです。

そこから見えてくることもありますので、
まずは工程分析をして、
支援を入れるところを確認していきましょう!

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