ニーズを見つけるチャンスを逃すな



個別支援計画を
作る時もそうですが、
私たち職業的支援者は、
常にニーズというものを把握することが
求められています。

これは、
「ニーズに沿って支援をする」
からです。

把握するニーズが間違っていると、
不要な支援をすることにもなりますし、
間違った方向性にも行きかねません。

そこで、ニーズを把握するわけですが、
これが、なかなか、難しい仕事となります。

言葉がない人は、
ニーズが把握でないと感じやすいですし、
言葉があると、
その言葉を信じすぎて、
ニーズを間違いかねないのをご存じでしょうか?

また、親御さんからの聞き取りで、
本当は違うと思っても、
親御さんの手前、
そうではないといいにくく、
それをニーズとしてしまう事もあります。

ご本人のニーズは、
親御さんからの情報を
参考にさせていただくとしても、
やはり、職員が把握するべきなのです。

これは、普段の生活から
探ることです。
普段の生活の中にある
困っている感じやご本人の障害を
確認しましょう。

この時、
障害が何なのかを確認できていない状態で
どんどん支援としての関わりをしてしまうと、
「障害」が見えなくなり、
「ニーズ」が取れないこともあります。

支援者である私たちが、
間違えやすい部分です。

例として、以前あった例をお話ししましょう。

私がいた施設の隣に、
公共施設があったのですが、
入ったばかりの利用者の人が、
作業中に玄関に立ち、
私の方を見ていました。

事務所にいた私は、
何をするのだろうと、玄関の方に近づくと、
彼もまた外に少し出る。

近づくと離れるわけです。

そんな繰り返しをしつつ、
私が、声をかけずに、
彼の様子を見ていたのは、
何がしたいのかがわからなかったからです。

結局、その建物に入り、
TVがついていることを確認し、
戻ってきました。

あとで、親御さんに伺ったところ、
その建物は、よく行くところで、
TVをいつも見ているとのことでした。

さて、こういった場合、
玄関の外に出た瞬間に、
注意でも受けながら、
作業場に戻るよう言われることが多くありませんか?

何をしたいのだろう?
など、職員として疑問に思いもせず、
集団の動きに合わせ、
把握できるチャンスを
逃しているのです。

この例の場合は、
ニーズには結びつきませんでしたが、
その人の考えることに触れた機会でした。

ですから、支援が入らない前の状態から、
彼らの感情につながる何かを見つける瞬間は、
とても大切なのです。

でも、こういった、
観察の時間があまりにも少ないのです。
ですから、ニーズも取りにくいのです。
そして、間違った支援を入れていることにも
結び付きやすいのです。

どこに困っているよう見受けられるのか?
どんな将来を希望しているよう見受けられるのか?

などを職員側が探ることです。

ご本人は、
実は、困っていない可能性があるのですが、
そこも彼らの障害でもあるのです。

ずっとその状態でいると、
ニーズって何?も、
もちろんわかりませんし、
なりたい将来像も出てきません。

現状に納得し、
改善も求めていない知的障害がある人は
非常に多くいらっしゃいます。
こういった場合も、
支援者が考えつくべきなのです。

人によっては問いかけも有効です。
どうしたいのか?
どこに困っているのか?
どんなふうになりたいのか?
やりたいことがあるのか?など、
あなたから聞くことで、
考えたり、思い出したりもするのです。

ですから、ニーズを取るためには、
質問は有効な手段です。

言葉がなくても、
表情が変わることもありますから、
感情の揺れ動きを、
把握できるかもしれません。

ぜひ、問いかけをしてみましょう。

そして、ご本人がやはり主体であることを
忘れてはなりません。
支援者がなってほしい彼らに
仕立てるのではありません。

彼らの望む生活が主なのです。

ニーズを取り、
支援をするのは、
ご本人の人生をより良くするためです。

ご本人にとって
必要な支援につなげられるよう、
ニーズを確認していきましょう!

彼らが表現してくださる機会は
たくさんあります。
そのチャンスを逃さず、
キャッチしていくことです。

いきなり、支援や関わりではなく、
観察をしていくことで、
ニーズは、わかりやすくなるはずです。

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