できないことを認める意味



知的障害がある人で、
自分だけでは、できないのだけど、
できそうな気がして、
できるといって、やってみて、
やっぱり、できない人。

「ほら、できないでしょ?」
と、よく言われる人。

その中には、
まだまだ
成長という可能性がある人もいれば、
支援があってできることが増える人もいます。

本当にできるのかも
予測が立ってない人もいれば、
できないのだけど、
やらなければならないと
考える人もいます。

様々な人が、
自分の、
今できること・できないことを
わからない場合が多くありませんか?

これは、「障害認知」ということで、
問題とするべきことではないと
思っているのですが、
今は、できそうな気が
してしまうのでしょう。

そんなイメージの中で、
「できる」といってやってみて、
できないという経験に
なってしまいがちな人たちです。

さて、その中で、
やってもできないことを
知ったほうが良い人がいます。

ひとりでやらなければならない
考えている人たちです。

やってもできないことがわかっています。

でも「できます」といって、
やろうとします。

ひとりだとできないことも確認ずみです。

ここまでわかっていて、
やろうとするのはなぜか?

たしかに、時と場合によっては
一人でできるかもしれません。

だいたいが、SOSの
求め方もわからなかったり、
SOSをしてよいのかも
わからない人が多くありませんか?

誰かに支援をしてもらうことにも
慣れていないということもあります。

今まで一人で頑張ってきた人というイメージ。

誰に助けも求めず、
何とかしてきた人は、
この傾向が多いかもしれません。

できないからこそ、
支援を求めてほしい人たちです。

さて、このような人に
どんな支援をしていけば良いでしょうか?

まず、ご本人に伝えてほしいことがあります。

できないことがあっても良いこと
できないことがあったら支援を求めてよいこと
がんばるということは、ずっと続けることではないこと
他の人と比べなくてよいこと
力を抜いて、じっくり取り組んでよいこと
あなたの人生は、あなたが主人公であること
できることでも、時に手抜きしてもよいこと
全てのことをできるようにならなければならないと、思わなくてよいこと
人に助けてもらうことは、悪いことではないこと など

そのようなことさえ、知らない可能性があるからです。

できることと
できないことは
やはり区別してほしいですね。

そして、できないことには、
支援の求め方を知ってほしいと思うのです。

ですから、支援の求め方も伝えていくべきことなのです。

また、できることであっても、
手抜きしてしていいという生活重視も
彼らには、できないことだと思うのです。

全体的に言えることは、
力が抜けていない状態。

支援者を上の人に見て、
しっかりやっているところを
見せなければならないと思う人たちかもしれませんから、
私たちから、
力の抜き方もまた、伝えていきましょう。

支援は、
誰でも受ける権利があります。

できないことは、誰にでもあります。
できることであっても
それが一気に押し寄せると、
できなくなることもあります。
体調によって、できなくなることもあるのです。

そういった、できること・できないこと、
そして、支援を受けてよいことを
伝えることで、
その人が安心してできる生活の支援をしていきましょう。

できないことを認めることは、
自分が自分の人生の主人公として、
不可欠なことだと
伝えていきましょう!

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