サービスを個別に合わせられるか?



施設のサービスは、
こんな利用者の皆さんが入ってくるだろうと想定をして、
作ってあります。

活動や作業
タイムスケジュール
朝夕の打ち合わせや送迎
食事
行事
ルール

いろいろなことが、
集団で運営していくためにと
組み立ててあるわけです。

日々運営していると、
集団での支援が、
ほぼほぼ当たり前になっていると思うのです。

それは、当然のことだと思います。

職員比率が、
1対1ではないですからね。

でも、
時により、
内容により、
個別に支援するべきことが出てきませんか?

それも当然なのです。

人間ですから。

個別の自立支援があるはずですから。

その瞬間、
あなたが、どっちを見るかなのです。

A:「集団だから、
ひとりのために、
みんなと違う支援はできない」

B:「個別支援なのだから、
個別のニーズが出てきたときに、
集団の活動を使ったり、
その人だけのプログラムで、
支援をする」

さあ、どうでしょう?
気持ちはB
でも、実際はA
という施設も多いことでしょう。

それでよいのでしょうか?

なぜ、気持ちがあっても
実施できないのか。

そして、どうやったら、
個人のための支援ができるのでしょうか?

たしかに簡単じゃないかもしれませんが、
やはり、「できない」方向から
思考を始めると、
できない方向に行ってしまいませんか?

どうやったら、
個人個人への支援ができるか?と
考えるようにしていくと、
サービスが生まれるのです。

よくやってしまうのは、
ひとりの人のご要望を聞いてしまうと、
他の人に頼まれたらどうしよう?とか、

ひとりの人に
かかりきりになるわけには
いかないとか、

前例がないとか、

どうしても、
そのような思考になってしまうことです。

やってのいないことを
そのような気持ちをもって、
ストップをかけているだけだと思うのです。

自分たちも、
経験しているはずです。

商売をしている人に
何かのサービスをお願いしたいと思った時に、
断られた経験はありませんか?

「当社には、そのようなサービスはありません」

学校からも
行政からも
言われた経験はないですか?

その時に、
どう思われました?

それくらいやってよ!
と思いませんでしたか?

私たちはサービスの担い手であり、
サービスを創り出すことも
役割としてあるのです。

利用者の側から出てきたニーズを
「やらない」選択ではなく、
「やるための」決断をしてみませんか?

とりあえずやってみて、
だめなら辞めることもあるでしょうし、
やってみて、好評で他の利用者からも、
ニーズが出てくることもあると思います。

彼らは基本、施設を利用しながら、
がまんをしています。

自分に合ったサービスを求めています。

私たちが、
視点を変えることです。

そして、できるために
何をすればよいかと考えていくことなのです。

個別ニーズは、
わがままではありません。

ひとりずつでも
自立に向かう支援ができれば、
あなた方の支援の総量は減ります。

かえって集団に合わせた支援ばかりしていると、
ニーズに沿っていない分、
何も自立しない可能性も高いです。

もちろん、
集団に対しての活動の中で、
ひとりひとりのニーズに沿った
イメージを持ち、
支援をすれば別ですが。

器(ハード)ありきでは、ありません。

個別ニーズを
もう一度確認していきましょう。

そして、その人にしたほうがよい支援を
まずやってみましょう。

日常生活動作関連は、
個別にやれていると思いますので、
そのイメージです。

作業も、その人ができることを
していると思いますので、
できなくはないのです。

コミュニケーション
タイムスケジュール
道具
活動場所
各種サービス
などを創り出すこと。

その利用者に合わせつつ、
再考しましょう!

そして、
個別支援ができる職員集団に
変化していきましょう!

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