職員の募集をしている法人も
多いと思います。
昔であれば、
募集をかけると、
段ボール1箱くらいの希望者がいましたが、
最近は、いつも募集中という感じですよね。
ある介護系の施設が新しくできた時に、
外から見える
窓の所に
「看護師募集・介護士募集」と
掲げた施設があります。
未だに何年も経っているのに
掲げています。
ずっとです。
駅からも近いです。
大きな建物です。
私だったら、
この施設の内情はわかりませんが、
掲げたそのメッセージから、
この施設では働きたくないと思ってしまうのです。
ここに
「職員募集」の課題が見えてきませんか?
ちょっと、視点を変えて、
「施設職員」という商品だと考えてください。
売られている商品やサービスのなかで、
あなたは、どんな商品なら飛びつきますか?
特別なもの
わくわくするもの
期間限定
便利
他にない
そういうものに人は飛びつくのです。
いつもいつも
同じようなメッセージで表現しても
人は来ないでしょう。
それを、
「福祉だから来ない」と思い込んでいるのが、
まちがいなのです。
福祉だから来ないのではなく、
「あなたの施設(法人)に魅力がない」から来ないのです。
「いつでも募集しています!」
「職員が足りません!助けてください!」
のような募集も良くありますよね?
行ったら自分には、
どんな仕事が待ち受けているのかと
思ってしまいます。
「駅から遠いから来ない」
といっているのであれば、
もうあなたの施設には、二度と人が来ません。
立て替えますか?
違いますよね?
その施設でも来てもらえるように
しなければなりません。
就職したい人は、今、
たくさんの法人・施設から選べる状態にあります。
その中で、あなたの法人・施設が
選ばれるには、何が必要なのでしょうか?
選ばれるには、
選ばれるだけの
相手をひきつける何かが必要です。
その手法をキャッチコピーといいます。
キャッチコピーも、
他と同じような言葉を
使っていたら、
人は来ないでしょう。
他と比べても、
あなたの法人に行きたくなるような言葉です。
イメージしていただければわかると思いますが、
本屋で、
なにかの本を探しているとき、
中身がわからないので、
まず選ぶのは、
自分の感性にびびっと来た、本の背表紙です。
気に入ったものしか、手に取りませんよね?
その感覚です。
その感覚の表現が、
福祉施設にはないのです。
まずは、興味を持っていただかなければ、
アクセスもしてもらえないのです。
だからこそ、
キャッチコピーというのです。
キャッチコピーは、
怪しげな商売だけではなく、
福祉業界にも必要な技術なのです。
そして、アクセスしてくださった時に、
あなたの施設のウリを披露することになります。
これも、他と違うことを
求められます。
他と同じであれば、
他に行ってしまうからです。
そういう視点で、
職員の募集をかけてみることです。
爆発的に売れている商品は、
爆発的に売れる、きっかけがあるのです。
そのきっかけが、
作れなければ、
あなたの施設がどんなに労働条件が良くても、
人が来ません。
たとえば、
「利用者の一人ひとりを大事にしています」
では、ビビッと来ないと言うことです。
「めっちゃ、おもろい利用者が、おるで。
にやりほっと、笑い過ぎに注意!」
なんてどうでしょう(笑)
まあ、これが良いとは限りませんが、
これくらいは変えていく、ふり幅を考えましょう。
まずは、あなたの法人の求人に
興味を持ってもらうことです。
他とは違う何かを感じていただくことです。
さあ、頭をひねりましょう。
そして、たくさんの人にアクセスしていただくことです。
最初のきっかけとなる瞬間だけでも、
変えてみませんか?
利用者の皆さんが困らないように、
早く人財確保をしましょう!