マヒがある人や
言葉が不明瞭の
知的障害がある人が、
何かをお話しされても、
支援者には、聞き取りにくいことがありませんか?
相手は一生懸命にお話ししているのに、
こちらが聞き取れない。
こんな時はどうしていますか?
なんだか、再度聞くことは、
相手の方に失礼なと
思ってしまいがちですよね?
でも、聞き取れないのに、
その場をつくろうような返事をすることの方が、
もっと失礼だと言うことを、
あなたは知っていますか?
聞きなおすのが悪いと思うのは、
もう一度同じことを話していただく
手間に対してでしょうね。
マヒがあるので
全身を使って
お話ししたり、
夏であれば、
汗だくになってお話をする人もいますから、
そういう部分に、
申し訳ないなと思うのです。
でも、解釈を間違ってしまう方が
失礼なことです。
聞き取れないと言うことは、
そのあとに適当な返事になってしまい、
そのあとのつじつまが
合わなくなってくるでしょう。
そっちの方が、もっと失礼です。
でも、
その場で何度も話してもらう労力を
考えてしまうのですよね。
こんな時は、
一言付け加え、
もう一度お話ししていただくことです。
それは、「ごめんなさい」や
「ありがとうございます」です。
「ごめんなさい」を言いつつ、
聞き取れなかったので、
もう一度お話していただけるかを伺い、
お話ししていただけるのであれば、
「ありがとうございます」と感謝で表しましょう。
そういう一言を添えることで、
相手の人も、
悪い気にはなりません。
聞き取れなかった私が悪いのです
というスタンスですね。
「ゆっくり話していただけますか?」と、
言ってみるのも良いと思います。
やさしい彼らは、ゆっくり言って下さるでしょう。
また、「○○と話されたのですか?」
と聞くことも良いと思います。
あっていれば、
頷いてくれるでしょう。
間違っていたら、
「違う」と教えてくださることでしょう。
そして、そのうちあなたにも慣れてくるときが来ます。
こういうものは、人づきあいの中で慣れることですから。
自分と生まれの違う地方の人とお話しする時も
慣れてくれば聞き取れるようになりますが、
そういう気持ちと同様でよいのではないでしょうか?
彼らも緊張するときは、言葉も出にくいと思いますが、
お付き合いが長くなり、
緊張度合いが減ると、
言葉も出しやすくなるかもしれませんし、
もちろん、体調にもよりますからね。
遠慮して間違った解釈をして、
関係性が悪くなるより、
慣れという力も味方につけて、
お互い気持ちよくコミュニケーションができるように、
躊躇せず、
一言添えつつ、
聞くことが出来る
支援者になりましょう!