金銭の支援:やりくりになれていただきましょう



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うちの施設では、毎日、必要な方だけ、
知的障害がある方の
お金のやりくり支援を
続けているところですが、
それ以外に、
教材であるゲーム(やりくりさんだん)を通して、
全員で、
やりくりを学んでいるところです。

カードをひきつつ、
お金の出し入れを現金出納帳に
つけていくのですが、
そのゲームの最中に、
じゃんけんで勝ち負けを決め、
自分で買いたいものを
買ったら半額、
負けたらそのままの値段、
そして、買っても買わなくてもいい、
という、その場で自分で決めるカードがあります。

ゲームが始まる前に、
「ほしいものリスト」に
自分の買いたいものを書いてきますので、
その中で、選ぶのですが、
このゲームを始めた最初のころは、
選んだものは買うという
イメージがあったようです。

ところが、回を重ねるうちに、
彼らの様子が変わってきました。

カードをひいた後、
「買わない」
と言ってみたり、
買おうとしたけど、
じゃんけんで負けたから
「買わない」を選ぶ様子が見られるようになりました。

さらに、
じゃんけんで勝ったから、
あえて金額が高いものを
半額にして「買う」ということも
見られるようになりました。

考えますね。

これは、私たちでも、
実際場面でよくあることです。

安いものを探すために、お店を変えたり、
夕方以降の半額になってから買ったり、
買おうと思ったけど、心変りがしたり。

お金を使うことになれていないと、
ここまではできないと思いますが、
何度かやっているゲームを通し、
やりくりに慣れてきた
証拠なのではないかと思っています。

そして、これが実際場面にも
活かされてきています。
買おうと思ったけど買わないという
選択ができるようになってきています。

知的障害がある人たちは、
「宵越しの金を持たないタイプ」の人も多く、
それゆえ、1週間分のお金があっという間に
無くなってしまったり、
お金があったからと、
なんとなく使ってしまうことがあります。

そういう人たちが、
余ったお金を
その時ではなく次の日以降のことを考え残そう考え、
実践した人も出てきているのです。

手元にあるお金は、
常にすべて使い切っていた人にとって、
これは変化なのです。

なんとなく使うのではなく、
次を考えられるということで、
残っていてよいということを
考えられたということです。

話しは違いますが、
よく、ペットボトルは一気に飲んだり、
おなかがいっぱいでも、
残せない人がいますでしょ?

お金もそうなのです。
そういう人は、
一気に使う方法しか、
できないのかもしれません。

ですから、やりくりの発端として、
考える。
そして、残せる。
また、
考えて半額だから買う。
というような、
ちょっと立ち止まった思考ができたほうが、
生活が豊かになると思うのです。

厚生労働省の動きとしても、
入所施設からグループホーム。
そして、グループホームから一人暮らしと、
居住の形が変わってきていますが、
それに伴い、
ご本人に対して支援をしてこなかった
お金のやりくりや、
常備薬以外の薬などが、
「ひとりでもできるようにする支援」が
必要になっていくはずです。

これはすぐにできるわけではありませんから、
徐々に身に着けていくものですし、
そのためにも、
お金を使うか使わないか考えたり、
今あるお金に見合ったものが買えたり、
手持ちの金額を見て、もっと安いものを見つけたりする
「やりくり」を学ぶ機会は重要だと思います。
しかも、小さいうちから身に着けていて
損はないでしょうね。

経験を積んでいただくことは、
彼らの自立の助けになります。

そして、やりくり支援ができる支援者は、
今後重要になっていくと思います。
ぜひ、学んでいきましょう!

教材等、気になる方は、
ぜひお問い合わせくださいね。

法人メールアドレス
support-hirogari@jf6.so-net.ne.jp

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