車いすの人もいらっしゃいますが、
トイレ介助は、
どうやっていますか?
人手がかかるからと、
職員ひとりでしている人も
多いと思います。
体重も軽い人であれば、
男性職員であれば、
ひとりで、
軽く抱きかかえてしまうかも
しれませんが、
できれば、
二人体制で、
やることをお勧めします。
やはり1番は、腰痛問題ですね。
それに、実は、こんなところから、
チームの仲たがいの原因にもなるのです。
できるだけ現場に迷惑をかけないようにと
なぜかおかしな発想で、
ひとりでやる施設は多いのですが、
そうなると、
できる人とできない人はいます。
軽く持ち上げられる人
ばかりではありません。
ひとりでできない人が、
批判されるのもおかしな話ですが、
ひとりでできてしまう人がいると、
なぜ、あの人はひとりで
できないの?という
発想にもなったり、
ひとりでするのが当たり前ですと、
腰痛があっても、
ひとりでやらなければ
ならないと思い込んで、
痛いのを我慢してやってしまったりと、
どちらにしても悪循環です。
この仕事は長く続ける仕事でしょうから、
腰痛は、人によっては致命傷になります。
ですから、がまんすべきではないですし、
がまんしたくなる環境を
作ることが、悪循環のスタートですから、
よくないことなのです。
だから、二人介助なのです。
職員が1人しかいないことで、
利用者の人も、
思いのほか、
「頑張って」いる場合もあります。
トイレくらい、
のんびりとしたいところなのに、
ひとり介助のために、
お互い必死になっているということは、
やっぱりさけたいです。
特に脳性麻痺の方などで、
がんばってやっているがゆえに、
二次障害になってもいけません。
これくらいと思わずに、
二人介助を
はじめてみませんか?
もちろん、二人介助にする場合は、
活動をどう維持していくかも
話し合うべきだと思いますし、
活動が維持できないからと、
一人介助というのもおかしな話になります。
つまり、感情よりシステムを優先することです。
職員の健康も
職員の人間関係も
もちろん、利用者の方の障害も
どの部分から見ても
二人介助をされるよう、
もう一度、
トイレ介助を見直していきましょう!
もちろん、車いす移乗なども
二人でやりましょうね。