昨日の続きです。
昨日は、1.「困った」を知るを書きました。
では、「困った」がわかり、一人でいる時にその困ったを発するには?
2.困った時の対応方法
実は、「困った」は突然やってきます。
支援者がいないときに、
ひとりの時に、
SOSを出すためには、
やはり、
と同じで練習が必要です。
これは何事もない日常の時に、
インプットしておいてください。
前回でも書いたように、
○○の困りごとには、●●。
□□の困りごとには、■■。
というようなものだと、すべて覚えなければならないので、
どこでも使えるように、
1つにまとめておいたほうがいいと思うのです。
なので、こんな方法です。
要するに、自分の支援者をその場で見つけるのですが、
お店なら店員さん。
駅なら駅員さん。
バスの中なら運転手さん。
おうちの中ならお隣さん。
というようなフレーズを、
繰り返し、インプットしておきます。
場所と人物という組み合わせです。
同じ場所でもいろいろな困りごとはあると思うのですが、
そのたびに対処方法を変えるのではなく、
この場所ならこの人という決め事になります。
これも、すべてではなく、
その人が、よく行きそうなところとか、
よく使うところだけをインプット。
何も困っていないときに、
それを言っておきましょう。
もちろん、そのお店に行ったときに
確認しておいたほうがいいですよ。
また、自閉症の方なら、
困ることは起きる可能性があることを
示唆しておいた方が、パニックにはなりにくいです。
そして、その場所と、
困っていることを言うわけですが、
SOSカードというのを持たせる場合もあります。
どこかに一人で出かける場合、
自分の名前や連絡先などを書いたものに、
SOSという文字を書いておくなどをして、
そのカードを見せるということをすれば、
あとは行った先の人が解決をしてくれるということです。
困ったことは、一人で解決しなければならないとき、
直接、自分一人で対応は難しいことが多いので、
第三者にお願いする方法を身につけてもらってみてください。