他者の意見と違いがある時の考え方



カレーライスを出されて、
味が足りないなと思い、
「しょうゆを足そうかな?」
というAさん。

それを聞いて、どう思いますか?

Bさん
「カレーに醤油なんて、
ぜったいありえないでしょ!」

Cさん
「昔、やったことあるけど、まずかったよ。
ソースにした方がいいよ」

Dさん
「醤油っていうのもありなのか?
なるほど。
今度、自分もためしてみようかな?」

Eさん
「(関わらないでおこう)
どうでもいい」

Fさん
「おいしそうだけど、
B先輩の側の意見に従っておこうっと」

なんで、山田はカレーライスの話を
しているのか?

これが、あなたの組織の中で、
起っている
コミュニケーションの
課題の例だからです。

意見を言った後の、
皆さんの反応は
こんな感じのパターンでは
ないでしょうか?

意見が出された瞬間に、
自分の意見を
かぶせてくる人は
いませんか?

もしかしたら、あなた自身が、
他者の意見にかぶせる側ですか?

知らんふりしますか?

力が強い人の側につきますか?

過去にしがみつきますか?

さて、このような、
職場の中で、
ひとつのことに対しても、
様々な意見があり、
一緒にはならないことがありますよね?

一緒になることの方が
珍しいと思っていいのです。

絶対にあなたの意見と他者の意見が
一緒にならなければ
ならない訳でもありません。

一緒にならない意見をどうするか?

それは、その時に、
自分は本当であれば、
どうしたいと思っているのか?と
今回はどう考えるのか?を
捉えることです。

それは利用者にとって、
と考えるのが前提だからです。

自分の意見を
全面に出す必要がない場合もありますし、
他者の意見の通りにやっても
支障もないことがあるからです。

先ほどのカレーライスの例は、
あなたと他者との関係ですが、
通常の物事を決めるのは、
利用者にとって、この意見でよいのか?
なのです。

ですから、強い意見に巻き込まれる
Fさんのようでもいけませんし、

Bさんのように、
人の意見に対して
聞く耳を持たないのも良くありません。

このように考えていくと、
Dさんのような、
自分の考えは持っていつつ、
今回はこうしてみようかな?というような、
柔らかさを持てる方がより良いのです。
(もちろん組織によります)

利用者の今の状況をよく考え、
その時の利用者に合わせるということは、
先輩たちにへつらう訳でもなく、
自分中心にするでもなく、
過去に起ったことに固執するわけでもなく、
時には、他職員と意見が違うことも認めつつ、
今、一番良いと思われることに
折り合いをつけていくことではないでしょうか?

そのためには他者の意見にも関心を寄せ、
自分が自分中心に物事を考えすぎず、
利用者の中心に話し合いをしてみてください。

話し合いの方法は、
意見が出た時に、
否定することではないことです。
こちらをご参照ください。

調整役で決まるよりよい会議の仕方

話し合って、
自分の意見が否定されたら
嫌な気分になる人は多くいます。
でも、折り合い付けて、
利用者のためにと、
自分から考えることはできそうです。

どの意見が利用者にとって、
今必要な意見かを
考えつつ、
カレーライス事例を
思い出してみて、
自分自身に変化を呼び起こしましょう!

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