特別扱いしないと言う人権侵害



この言葉よく聞きますね。

「あなただけに
特別扱いはしません」

この特別扱いをしないという
言葉を発している人の意図を
私自身が
理解してはおりませんが、
だいたい同じような場面で
この言葉を使う支援者が
いるようです。

他の人に、
その支援をしていないのに、
この人だけしていいのかな?

と思う場面です。

本来、
障害がある人の支援は、
その障害の種類や部分や
内容や程度も違うので、
ひとりひとりの個別化を図る
必要があります。

そのために、
個別支援計画や、
個別教育計画など、
その人のニーズを確認し、
紙面で残しているのは、
個別のニーズに対応するためです。

例えば、教育で、
特別支援教育と
なっている場合は、
同じ教科の内容の
覚え方が違うために
ひとりひとりに
合わせた教え方をするべきだと、
私は考えています。

施設であれば、
活動への参加の仕方、
コミュニケーションの取り方、
食事の形状も含め、
ひとりひとりに合わせた、
支援の仕方があるべきなのです。

そこで登場するのが、
「あなただけ特別扱いしない」と
言い切る支援者たちです。

ここで支援側が使う意図は、
「特別な支援はしない」
という意味が多いのです。

ひとりひとり違う支援が
必要なのだから、
その時点で、
ひとりひとり特別な支援に
なるでしょう。

ひとりひとりの内容も違いますし、
ひとりひとりに対しての
量も違います。

それは当然なのです。

なのにそのことを、
特別扱いしないという言葉で、
個別支援をしないよと
言っているのです。

例えば、
コミュニケーションを
文字で示すことをしません。
着替えは、ひとりでします。

など、その人にとって障害があり、
日々、できることできないことが、
一定でない彼らに対し、
特別扱いはしませんよ!
と言い放つのです。

何であなただけに、
特別にしなければならないの?

あなただけにそういうことをしたら、
他の人にもしなければならないでしょ?

そんなこと言われても・・・
私にはスキルはないし、
あなたが頑張ればいいじゃない。

そんな支援側の心理が、
見え隠れするような言葉なのです。

この手のことを言う人は
スキルがないのです。
そして、集団という理由を使って
やりたくないのです。

たとえば、
車いすを思い出してください。
オーダーメイドです。

身体の幅、
足の位置、
寝たきり状態、
クッションのやわらかさ、
介助側の持ち手の高さ、
その都度その都度、
改良され、その人にあうような仕様を
技術者たちは作りあげてきました。

だからこそのオーダーメイドです。

あなただけ特別扱いしませんとは言いません。

なぜか?
個の世界だからだと思います。
そして、障害が見えるからです。

先ほどの
「あなただけ特別扱いしません」と
言い放つ支援者は、
集団支援の中で、他とその人を比べます。

だから、「あなただけ」
なのです。

私たちがするのは個別支援なのです。
集団に合わせるのではなく、
個に合わせる視点を持たなければなりません。

集団性を、間違った意味で
取らないことです。

あなたがしていることは、
その人だけに通じる
支援であるかもしれませんが、
何ら特別なことではありません。

そして、その人にとって
必要な支援なのです。

特に車いすの人と違って、
知的障害・自閉症の人の
障害が見えないため
わかりにくいかもしれませんが、
支援を必要としている部分や量を、
充分に個別にすることで、
その人が生きやすくなるから、
個別支援をしているのです。

それは「特別扱い」ではありません。

あなたに、スキルがなかったり、
他の利用者(生徒)を
意識するあまり、
この言葉を使って、
支援をしないのであれば、
それは人権侵害です。

あなたは、この言葉を
使って、支援の拒否を
していませんか?

もし何も考えずに
使っているのであれば、
今から、自分のするべきことを
もう一度考えてみてください。

知的障害・自閉症の人たちは、
あなたが、
障害に合わせて支援を
してくれることを待っています。

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