自閉症の人のトラブル疑似体験



自閉症の人たちは、自分の思ったことを、
言ったりしたりするときに、
周りへの影響までを
考えられないこともあります。

たとえば、
利用者同士の会話で、
相手が傷つくような言葉を
言ってしまい、
関係性が険悪になることもあります。

人間関係が
簡単に作れる方ではない
ということは確かです。

そういった時に、
たしかにご本人に言い分はあるにしても、
本当にそれでよかったのか、
やってみないとわからないという状態では、
将来的にご本人よりも支援者の方が
不安ということにもなりかねません。

かといって、
私たち支援者も、
ご本人の人間関係に対して、
いつ、どのような時に
彼らの「障害」が発生するかどうかが
わからないため、
どうしても事後の処理になりやすいのです。

それでも、
その事後処理を続けていく間に、
ご本人のどういったことで、
反応して言葉にしてしまうかや、
どういったことが嫌いかなどを、
リサーチしていくことができます。

もちろん、そういう傾向や、
彼らの「障害」が出る場所が確定できるのであれば、
支援者が事前に対処できることも
増えることにもなります。

さて、まず、事後処理ですが、
事が起きた時に、
相手はどう思うだろうか、
相手に嫌な気持ちにさせることはどうなのか、
こういう時にどうすればよかったのかなどを、
想定して、ご本人と支援者で話し合ってみてください。

もちろん、気持ちが落ち着かない時は、
別な日にしましょう。

他の対処方法があったのであれば、
それも相談しあってみてください。

その時に、
あなたが同じような立場に
なったらどう思うか?という
問いかけをしてみてください。

例えば、他の利用者の行動を見て、
その場にそぐわない言葉を
かけたとしましょうか。

もっと具体例でお話ししてみましょう。

ある利用者が、おなかが痛いので、
作業を休んでいるときに、
その人が「やらないとクビになるぞ!」
といってしまったとしましょう。

そういう時に、
逆の疑似体験をしていただくと
いうことです。

まずは、なぜその言葉を言ったのかを
確認してください。
それは、彼らの言い分があるからです。

そして、
あなたがおなかが痛いときは
休みたい気分になるのではないか?
あなたが、おなかが痛くて休んでいる時に、
クビになるって
言われたらどう思うか?
言わない方が良かったのではないか?
どんな言葉かけをされたらうれしいか?

など、想定していただくことです。

そうすると、
相手の立場になって、
考えられるという疑似体験ができますので、
そういう時は、
「クビなどと言ってはいけないのだな」
という理解になります。
もちろん、促せば、謝ることもできます。
謝ったという経験もできますね。

さらに、今後同じようなことが起きた時は、
どう対処するかも、
確認できるとよいと思います。

彼らの記憶は良い人も多いので、
次回、同じようなことがあった時は、
思い出してくれることもあります。

また、今後の対処法としては、
直接的に言い合うことを
避けるために、
そういう気持ちになった時には、
支援者に言うということで、
直接トラブルへの発展を
止められることもできます。

なにか、相手に言いたくなった時には、
それを支援者に言うということです。

そのような第三者への訴えを入れることで、
支援者からどう関わりを持てばよいのかを
お伝えすることもできますので、
トラブルにもならなくなります。

このご本人からの第三者への訴えは、
どこでもだれにでも使えます。
お店でイライラしたことがあれば、
お店の人に言うなどの処置が
できることにつながります。

人との関わり、つまり、コミュニケーションは、
彼らにとって「障害」である人も多いので
全てを自分一人でできるように
なればよいということではありません。

他者に手伝ってももらうことが、
有効なこともありますし、
SOSが言えることはさらに大事です。

今後トラブルが少なくなることをめざし、
起きてしまったトラブル時をチャンスと捉え、
支援を入れていきましょう!

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