事前観点の支援



自閉症の方に対して、
パニックが起きてから、
対処するという方法を
している事業所やご家庭が多いと思います。

パニックが起きるのには必ず原因があるので、
その原因さえ取り除けば、
ことは起きないという考え方です。

同じように、
支援中に、
パニックではないですが、
同じような所で、
間違ったり、
やらなくなってしまったり、
参加しなくなったり、
という時にも、
やはり、そういう気持ちや
行動になる原因というのがあるはずです。

簡単な例で言うと、
食事です。

毎回、同じものでアレルギー反応があれば、
その人は、その食材が
体に合わないのでしょう。

ですから、その食材を食べさせるというより、
省く事であったり、
他の食材で同じような栄養価のものを代替え品として、
食べていただくということになることでしょう。
慣れさせるとかいうことではありませんね。

さて、話を戻しましょう。

彼らの障害は、そこにあるとすれば、
代替えでの支援をしたり、
事前に予告することや、
言い方を含めた
コミュニケーション方法を変えたり、
視覚的にわかりやすくするなど、
そうならないような
支援を展開するべきなのです。

パニックになってから、
パニックを止められない!と言うことや、
いつも間違っているのに
また間違っているというようなことは、
支援をしていない状態です。

パニックになって、
パニックを止めることや、
間違ったままで、
ずっと過ごさせていることが、
支援の王道だと
勘違いなさらないでください。

事前観点の支援。
予備観点の支援。

そういった部分に着目しましょう。

そうすることで、
彼らのパニックや間違いは
少なくなります。

もし、パニックや間違いが
続くようであれば、
それは、
彼らがSOSを発していると思ってください。

支援が入っていなくて、
困っているよ!
というSOSです。

あなたは、SOSが発せられてから
支援をするのではなく、
SOSが出ないようにする
ということなのです。

多くの人が
この支援の順番の間違いに
気づいていないために、
彼らは困っているだけではなく、
パニックや間違いなどのあとに、
怒られ、
叩かれ、
罵声を浴びせられるような、
虐待にもつながるのです。

最初は私たちも
何が障害なのかをわからない状態だとは
思うのですが、
同じことが続くというところが
ポイントであり、
私たちが障害の場所を認識する所です。

そこに障害があることを
確認してください。

そして、私たちは、
その障害に対して、
いつ支援をするのか。

そんな時間的な部分も
考えてみてください。

パニックや、
困ったが、
ひとつでも二つでも減ることが、
彼らにとって、
幸せの第一歩になっていくはずです。

彼らに役立つ支援者になりましょう!

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