待たせる支援が当たり前になってはいけない



知的障害がある人は、
支援が必要な人たちです。

支援者は、
マンツーマン支援を
できないことの方が多いですし、
直接支援ばかりが
支援ではないので、
何かのきっかけに、
待っていただくことが多くなってしまいます。

彼らは、
待つことになれています。

「ちょっと待っててね」と言われ、
おとなしく待っています。

これが自閉症の人であれば、
パニックという方法で、
「待てないー」と言えるのですが、
知的障害の人は、
案外待てる人も多いですね。

さて、この、
待てる人たちなので、
支援者も、
待たせてしまって、
それが続くことで、
待っていただいている状態が、
あたりまえになってしまうことがあります。

心のどこかで、
ごめんねと思うかもしれませんが、
そう思うことも単なる慣習化して、
この待っていただく状態が、
「普通」や「常識」になってしまうことに、
警告音を鳴らしておいた方が
よいのではないでしょうか?

待つ時間を減らす工夫をしたことがありますか?

え?
と思われた方も多いと思います。
支援というときに、
あまりここの観点はない気もします。

つまり、待たせてしまうことを、
わざとやっているわけではないからです。

でも、何らかの理由があって、
待たせているわけですから、
何が原因なのだろうかと、
考えることは、重要だと思うのです。

そのひとつひとつが、
ちょっとずつでも改善でき、
彼らが待つ時間が減ることは、
彼らの生活の質の向上になっていきます。

つまり、私たちの待たせる支援のせいで、
彼らの生活のロスを
作り出している可能性が高いのです。

私たちが、彼らの行動を待つことは、
してよいことですよ。
でも、彼らに、
待たせている支援の現状には
課題がありそうです。
ということです。

何で待たせているのだろうか?
何が原因なのだろうか?
他の利用者がいるからということではなく、
自分たちの側に原因を探してみましょう。

そして、減らすには?
という視点で見ていくと、
意外なところに
その大きな原因がある可能性もあります。

そして、彼らが待っている時間が減ることの効果も
感じていただきたいと思います。

何のために、
待っているのか?
待っていただく時間を減らし、
支援がすぐに開始できたら、
どんな効果があるのか?

そして、
待たせてしまう時間を
減らすには、
どういう方法をすればよいのか?

それぞれの部分を
確認して、実行してみましょう!

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