相談支援事業所職員の方から、
その方が担当している利用者の
お話しが入ってきました。
うちの施設に対して、その利用者の人が
固執しているということで、
迷惑がかかるかもしれないということが
主旨のお話しだったのですが、
個人情報が入るので、
オブラートに包んだ内容で、
よくわからないことだらけ。
ただ、その端々に、
どうも引っかかる言葉が並びます。
その利用者の説明で、
いけないことをする。
遅刻をする。
お風呂に入らない。
ストーカー。
うそをつく。
今いる施設をやめたがる。
つぎつぎに、その人の問題として
並べていました。
だから、気を付けてください
ということが主旨のようです。
さて、この利用者の人の行為は、
問題なのでしょうか?
相談支援センターから見ると、
問題のようですが、
どうも私から見ると、
問題なのではなく、
ご本人が、
適切な支援を受けていないだけような
気がします。
先ほども書きましたように、
個人情報を保護しながらの話なので、
全容がわかりにくく、
なんとも言い難いのですが、
一番の課題は、
相談支援センターが、
その人の味方ではない感じが
したことです。
なぜか。
どちらを向いてお話ししているのかな?
と感じたからです。
こんな利用者だから、
施設に対して迷惑がかかる。
だから気を付けてください。
とんでもない人ですから、
あなたの施設に行ったら大変ですよ!
というイメージ。
事業者保護?
それで、もう少し突っ込んで話を聞いてみたのです。
そうしたら、悪いことをするので、
いろいろな禁止をしていることがあるようでした。
そして、○○ができたら、
△△をさせてあげる。
という論理で、
支援をしているようでした。
これがいけないのです。
禁止するから、逃げる。
禁止するから、反抗する。
禁止するから・・・なのです。
何かの行動は、
困ってるよ!のサインとして、
いろいろなことをするのです。
それを禁止するから、逃げたり、
また違うことをし始めるのです。
そこを受け取ってほしいと頼みました。
もちろん、うちの事業所のことは、
気にしなくていいのです。
相談支援事業所は、
彼らの味方でなければなりません。
その行為は、SOSのアピールです。
彼らがどんな時でもSOSを言えて、
それにこたえられなければなりません。
彼らが、相談支援事業所を
嫌ってしまったら、
それこそ、
どこにもSOSを言えなくなります。
問題だと思わず、
SOSを感じて、
支援が続くようにしてください。
味方になるには、
見かたを変えるべきです。
彼らの敵になってはいけません。
彼らが、あなたを頼ってくれるように、
痛みをわかる努力をしてください。