軽度者の「自己選択・自己決定」支援



知的障害の人は
「選択をする」「決定をする」
ということの
むずかしさを抱えています。

ですから、
「自己選択・自己決定」
ということが大事だと、
業界あげて言われていた時代がありました。

そのおかげで、様々な場面で
支援者の皆さんが取り入れ、
自分で決定することや
嫌だということができる場面は
増えていると思います。

その反面、
この「自己選択・自己決定」が
まだまだ、できていないという話しも
よく聞くところです。

さて、「自己選択・自己決定」が
必要ということはわかったとして、
このことに支援が必要な対象者は、
重度の方と思われがちです。

重度の人は、軽度の人より、
考えるところにも「障害」があり、
だからこそ、「自己選択・自己決定」が
できないから支援が必要と
捉えられるわけです。

反面、軽度の人は、重度の人よりも
考える力がある分、
「自己選択・自己決定」も充分にできると
思われがちです。

でも、実は、そうではないようです。

と、いうのも、
「自己選択・自己決定」を身につけるには、
場の設定が重要だからです。

先ほども申しあげたとおり、
業界あげて、「自己選択・自己決定」を
推奨し、場を設けていった時期があります。

特に重度の人たちには、
「自己選択・自己決定」が難しいとされ、
様々な場面を設け、
「自己選択・自己決定」をする体験をつみました。

軽度の皆さんはというと、
まず、障害者施設にいるよりも、
企業で働いている場面も多く、
「自己選択・自己決定」の支援が入らずに
毎日を過ごしている人も多かったと思います。

また、軽度だからと、
自分でできるだろう?と
支援者の間違った解釈のもと、
放置された可能性もあります。

要するに、
場面設定がない時点での、
「自己選択・自己決定」は、
体験はしにくいのです。
彼らは体験してこそ
理解できるところがりますよね?

そういう場面を
あえて設定されにくい軽度の方々は、
「自己選択・自己決定」
になれていくことができないのです。

さらに、ご本人も、
周りに合わせればいいと考えがちなため、
他の意見に流されてしまうことが
多々あるということです。

どうしたいか?なんて、
軽度だから自分で言うだろうと思いこむ支援者。
意見があったら言ってね?と言われ、
いい方がわからない軽度の知的障害者。

そして、軽度だから放置される。
重度だから至れり尽くせりな分、
軽度だから放っておかれる現状。

どこの支援現場でも起こります。

周りに合わせているから、
それが、ご本人の本心だと思われてしまうこともあり、
悪循環ですね。

軽度の人たちにも、
まず、経験をする場を設定してみてください。
何かを選ぶことを、
一人一人聞いていくと、
どれだけ、できないことなのかがわかると思います。
時間もかかります。
選ぶための資料もたくさん必要かもしれません。

その過程を、何度も経験することが、
「自己選択・自己決定」を容易にしていきます。

重度の方と一緒だとどうしても後回しになる分、
もっと一人で実用的な方法を身につけられるよう、
改めて「自己選択・自己決定」
という場面を軽度の方にも充分に取り入れ、
「その方の自立」
を考えてみてください。

軽度の人たちも必要なだけ
支援を受ける権利を持っています。
ぜひご一考ください。
そして、「自己選択・自己決定」ができるよう、
個別に丁寧に、適切な支援場面を設定しましょう!

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