障害者虐待:叩いてしまったことがある方へ



ある職員が利用者をが叩いていたので、
私も真似をして、叩いてしまったのです。
そしたら別な職員に嫌われ始めました。

その後、今度は叩くことはやめ、
怒ることもしないでいたら、
「やさしいよね?
もっときつく注意したほうがいいよ」
と、他の職員に言われるのです。

叩いてしまったことには、
反省しています。
でも、この職場でやっていけるのでしょうか?

職員にいろいろ思われてるのかと思うと、
自信がないです。

*****

このようなニュアンスの相談が、
入ってきました。
(ちょっとだけ加工しています)

だれでもありそうなことですよね。
他にふりまわされる自分。

この例はほんの一例です。
こうやって、自分自身も簡単に虐待をしてしまうのです。

特に、自分にとって尊敬すべき人がやっていた
「たたく」という行為をまねてみた。

あり得る話です。

そして、他職員から、自分に向けられる
言葉や態度に、その通りにしないと
だめなじゃないか?と思い込む。

支援職員になりたての時には、
やはり、誰かを見本にしますよね?
先輩がやっていれば、
それは自分もやったほうがいいと
思うのではないかと思うのです。

自分の中で、最初に悪いと思った支援を、
批判することができなくなり、
いつしか、その状態は「通常」になり、
さらに「正常」になる。
ということなのです。

でも、そんな間違った支援をした自分を
批判する人もいて、
なぜ、あの人は良くて、私は批判されるのだろう?
という疑問にもなります。

すると、自分を変更していく。

そんな人の言動によって、
自分を作り、
また人を言動により、
自分を変更し、
の繰り返し。

もうお分かりだと思います。
簡単に言ってしまえば「自分がない」状態です。

でも、自分がないよと、言っても
何の解決にもなりません。

まず、このような同じ体験をなさった方がいらっしゃったら、
過去はごめんなさいとしながらも、
もう、そこに固執することはやめましょう。

利用者には悪いことをしたけど、
ここから、変わっていく自分を見せることです。

だって、
過去は過去です。
変わりません。
でも、未来は、変えられるのです。

今からでも遅くないです。
あなたが、本当に目指すべき支援を
はじめてみませんか?

利用者にこんな支援をしたいと
思って入ってきたあなたです。
そのころを思い出してください。

人の目は、一時的に気になるかもしれませんが、
自分が変わろうと思うことです。

確かに批判もあるかもしれませんが、
自分の考える正しい支援を
貫くことではないでしょうか?

あなたが変わっていくことを、
利用者の皆さんは、大きな心で、
喜んで迎え入れてくれるはずです。

彼らのやさしさに甘えて、
自分が目指す「まっとうな支援」が
できるようにしていきましょう。

そして、あなたの意に反する支援をしている人に
心を捉われないようにしてください。

どっちがいいのかは利用者が判断してくれます。

過去は過去で、変わりません。
だからこそ、未来を変えて行きましょう!
希望を持ってくださいね!

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