人の人生を管理し過ぎていませんか



A.
就職がしたい利用者の
障害状況を見て、支援者が、
無理と決める。

B.
新人職員の意見が出てきたとき、
そんなことをやっても無駄と、
先輩職員が決めてしまう。

C.
知的障害がある人の
他者との関わり方を見て、
悪いことだと決めつける。

私たち支援者は、
こうやって、自分が良かれと思って、
また、正義感を持って、
他者の行動を決めつけ、
それ以上悪い方向に進まないようにと予防線を張り、
いいことをしたかのような、
助けたような錯覚を覚え、
自分の言動に満足するのではないでしょうか?

でも、その人が、その人の評価をするのは、
あなただけではないということです。
そして、あなたと違う評価をする人がいるということです。

A.
どんなに重度でも
例え言葉がなくても、
ものすごく得意なことがあり、
そこを会社の社長に認められれば、
就職もできます。

B.
あなたが、どんなにベテランでも、
新人さんの意見を
ばっさばっさと切り捨てるべきではないですね。

あなたが、思った以上に
うまくできたりすることの方が多いです。

万が一、やってみて失敗したとしても、
経験という強みが新人職員に加わり成長しますよ!

C.
知的障害がある方を、
正しい障害者にしたい傾向が強い方ほど、
管理したいと思うようですね。
だから、注意ばかりになっていきます。
その状態は、その方の自立に向かっていますか?
そして、そこまで目くじら立てることですか?

あなたの価値観で、
良かれと思ってやっていることが、
その人を苦しめたり、
その人の可能性をつぶしたりしているのであれば、
あなたが、今までの考え方を変化させていくことでしょうね。
その人に確認したほうがいいですよ。

あなたの常識は、
その方の人生の中での常識ではない場合が多いからです。

心配し過ぎなくて大丈夫ですよ。
その人の課題は、
あなただけで解決しなければならない課題ではありませんし、
あなたが責められることはないはずなんですけどね。

ちょっと放っておいても
大丈夫な気がしませんか?

力抜きましょう。
他者に任せてもいいときが多くありますよ。

大丈夫ですよ。

人任せにできない、心配性のあなたかもしれませんが、
少し離れて、違う視点から見てみるようにしていきましょう!
そして、その方の生き方を決めてあげるのではなく、
その方の自分らしい生き方へのヒントを
出せるような人になりましょう。
決めるのはその人ですから。