あなたは、知的障害者支援の
チームに所属していますか?
組織の中で
仕事をしているだけでなく、
家族や
サークルなどでも、
そこに集まった同じミッションのための
集団であれば、
2人以上いた場合に、
「チーム」となるのではないかと思っています。
知的障害や自閉症の方を支援する時、
ひとりの力では、
難しいこともあります。
また、一人で考えるより、
複数で考える方がより良い支援を
思い浮かべることができます。
だからこその、「チーム」なのです。
さて、私の所によくある相談は、
組織の中での、
人間関係のお悩みです。
仲良くしようとか、
うまくやろうと思うがために、
自分の意見を言えなかったり、
しているようです。
チームって、
自分のことを優先するのではないと思いませんか?
ミッション優先となれば、
そのために、
お互いが考えている意見を
充分に出していくということなのです。
こんなこと言ったら、
どう思われるのかな?
と思うのは、
あなた自身を
擁護していることになります。
もし、その意見を言わないことで、
知的障害者に
不利益があるのであれば、
それは、
本末転倒ですよね?
あなたの意見は、
知的障害の方のために
言うわけですからね。
また、逆もあります。
別な人が言った意見は、
あなたが嫌いだから
と言うことではないのです。
その知的障害が
ある方のために言った意見です。
意見の良しあしはあれど、
その人を嫌いになる必要もありません。
意見は意見として、
一度、解釈をしてみましょう。
ひとつの意見が、
皆さんの意識を変えることもあります。
多数決とばかりではないのです。
もう一度言います。
チームを意識するというのは、
チームの人付き合いを意識するのではありません。
チームとしてするべきことを意識することです。
あなたが、チームにいる人を意識するのではなく、
チームで支援する、知的障害がある人を意識しながら、
チームを充分に使って、
より良い支援につなげましょう!