より簡単な言葉を使って伝える



管理職の皆さんが、
部下などに言葉を伝えることは、
多々ありますね。

その時にどんな言葉を使うか、
相手の理解をしていただける言葉なのかを
考えてみることをお勧めします。

たとえば、
「地域の福祉の充実を図りたい」と思った時、
そのことをそのままの言葉で、
部下に話して通じるものなのか?

それは、通じないと思ったほうがよいのです。

この段階でも難しすぎます。

なので、
地域とはどこを指すのか?
ここで使い福祉の意味は?
充実というときに、どこまでの目標設定なのか?
など、

具体性を持つことです。

広さや多さ。
数字的なものや具体的対象物。
あいまいな言葉では通じませんので、
より具体的な言葉をお勧めします。

理念と言ったもので、
相手に伝わると思い込んでいると思われますが、
理念では相手に伝わりませんし、
法律がこうだからと言っても、
なかなか伝わらないものなのです。

例えば、おもしろいことに、
同じ話を別々な人が話すと、
ひとりの人では通じなかったことも
もう一人の人だと通じる場合もあります。

さらに、
聞く立場の人も、
Aさんならわかりやすいけど、
Bさんはわかりにくいといった、
話し方の相性もあるようです。

あなたの基準に合わせて、
これくらいわかるはずだと思い込むのは
間違いなのです。

なぜなら、抑揚や間、表情と言った、
単なる言葉だけではないものも、
人によって、それぞれが違うからです。

誰にでもわかる言葉を使って行くことは、
あなたの話を分かってもらえることにもつながり、
わかってもらえることで、
チーム力も上がっていくものです。

もし、どのくらいのレベルかがわからなければ、
小学生でもわかるレベルの言葉を
使うことをお勧めします。

むずかしい話をして、
わかってもらおうとするのではなく、
相手のレベルに合わせることで、
理解を広げることに、
なぜ、積極的になれないのでしょうか?

かっこいい言葉を使うことが、
自分の立ち位置を高めるとでも思っていませんか?

難しい情報を持っていることが、
管理職としてのかっこよさだと思っているのは、
間違った考えです。

相手に合わせることのほうが、
力のある管理職だと思いませんか?

あなた自身が、自分より高い位置の人から、
難しすぎる言葉を言われた時を想像してみてください。
たとえば、学校の先生などでも良いのです。

理解できないと思った時に、
もう少しわかりやすく
話してくれればいいのに・・・と
思ったことはないでしょうか?

校長先生が、
小学生相手に難しい言葉は使いません。

そんなイメージです。

相手に合わせ、
相手の知っている言葉で、
具体的に話すことです。

そして、時間が長ければ良いわけでもありませんし、
ダラダラと長い文章ではなく、
区切りを入れたり、
箇条書きのように話すこともおすすめします。

「ポイントは3つです」
のようなイメージです。

あなたが、
相手に通じるための工夫をすることです。

先ほども書きましたが、
声の抑揚

表情
なども大切な要素です。
いつもよりゆっくり目に話すのも
相手にとってはわかりやすさが拡大するかもしれません。

このような、相手目線と言った部分に着目することです。
いわゆるマーケティングなのです。

相手に合わせ、
自分の考えていることを理解していただき、
一緒に知的障害者支援ができる仲間に
なっていただくことです。

部下に接するのは自分からです。

ちなみに、言葉だけよりも、
文章や絵など視覚的要素も
同時にお使いになることを
おすすめします。

さあ、今日も明るいあいさつから
していきましょう!