継続できない人のための7日間の実験



知的障害がある人の支援で、
このブログで書いてあることを、
実践してみようと思われる方も
多いと思いますが、
なかなか続かないと言われる人もいます。
 
継続は力なりとも言いますが、
今までしていなかったことを
継続させるというのは、
相当な変化ですよね?

あなたの生活の変化という意味です。

大変だなあと思うと
継続できなくなる可能性はありますね。

でも、
あなたは、毎日何気なくやって、
継続していることが
たくさんありますよね?

どんなことがありますか?

食事
お風呂
歯磨き
などの他に

仕事、
掃除
趣味
などなど。

それらは、
「欲」に関することや、
することで、
何かが手に入れられることだと思います。

何も手に入れられないようでも、
感情が落ち着くことや
楽しいと思うことなども、
「手に入れられるもの」の部類です。

さて、そんなさまざまな
継続できていることがあるにもかかわらず、
いざ、何かをしようとしたときに、
継続できないのは、なぜでしょう?

そこに、やる気やがんばりを求めていませんか?

継続していることというのは、
いやいやしていることでもありませんし、
何気ない日常化していることが多いのを
ご存じでしょうか?

そう考えると、
継続は、
がんばってやるものでもなく、
やる気でやるものでもなく、
誰かに命令されてやるものでもなく、
自分自身が、
力を抜いて、
普段の生活に取り込める程度で、
ものすごく時間がかかることでもなく、
というものが良いのです。

そして、毎日やることが、
重要だと思っています。
週に1回とか、
時間が空いたらということではなく、
毎日毎日できることです。

毎日やっていることで習慣となり、
気づかないうちに
実施できるようなものにするのです。

ですから、
私は、
継続させたいものがある時は、
日課に入れます。
これを、自分のなかでは、
システムと呼んでいます。

この時間にする。
この方法でする。

そういうことです。
「この時間」「このやり方」を決めるのは、
どの時間なら、どのやり方なら
そのことが出来るかな?と
入れ込むことです。

たとえば、歯磨きを
していないから歯磨きをする。
それをどこに入れるか、
入れやすい時間に入れるのです。

すると、全く歯磨きをしなかった人が、
昼休みなら、できそうだとなれば、
そこに入れ込むシステムとします。

何分かのことですから、
続けられるとよいのですが、
それでも、3日目あたりで、
やれないのであれば、
何かの不具合があると言うことです。

昼休みの仕事が始まる前にしてみたが
続かなかったというのであれば、
お昼ご飯を食べる時にはブラシセットを用意し、
食後すぐにしてみる等、
時間だけではなく方法も含めて考え、
「流れ」を作って
実現に結びつけるのです。

このような、
スケジュールやシステムに
焦点を当てましょう!

さて、このことは、
やるぞと決めるほどのことでも
ないかもしれないのですが、
どうしても、力が入りすぎますよね?

実験というくらいの気持ちで
取り組んでみてはいかがでしょうか?

ダメなら変えればよいのです。

そして、7日間は続けられるシステムとします。

なぜ7日間なのか。
曜日によって
生活パターンが違ってもできているなら、
もう継続ができるからです。
それに、3日坊主という言葉がありますので、
それよりは少し長くしてみることです。

7日続けば、
2週間できそう!となり、
1か月も楽そう!となりますので、
7日間はやってみましょう。

そして、さらに実現しやすくするのは、
人に言うことです。

人に言うことで、
はずかしいと取るか、
応援団が増えると取るか、
わかりませんが、
実験ですから、
ポジティブにとらえる意味づけをしましょう。

ほんの少しのことが、
毎日毎日行われていけば、
大きな変化ができる可能性もあります。

変化が見られれば、
やることもまた楽しみとなるなど、
より実施しやすくなることでしょう。

たとえば、
どんなに時間があったとしても、
1日にやることは、
決めた量(こと)だけにしましょう。

たとえば、今日は時間があるから、
いつもの3倍やれると思っても、
いつもの量にすると言うことです。
それが長続きの秘訣です。

なぜかというと、
システムだからです。
他にもたくさんすることがあるのですから、
今日の量にこだわってみましょう。

それに、多くやりすぎた後は、
昨日あれだけやったから、今日はお休み
となってしまい、
その日で終了となりがちなのです。

さあ、あなたは、何を習慣化させたいですか?

多くを望まず、
継続することで、
大きなものが得られるように、
楽しんで継続をしてみましょう!