セミナーを受けたけど改善ができない



「自閉症のパニックをゼロにする12の方法」や
「STOP虐待!~あなたの○○が解決の糸口~」
を始めとして、
様々なセミナーを行っておりますが、
この時に、
セミナーを聞いた受講生の皆さんは、
気分が高揚して、
明日からやれるぞ!と思う気持ちが、
芽生えると思います。
お帰りになる時の笑顔や
アンケート結果にも、
その気持ちが表れています。

でも、現場に戻り、
いざしようとしてみると、
セミナーの内容を聞いたのは自分だけだし、
ワークの最中は、
同じ意識を持った人たちと話しているので、
できそうだったけど、
結局職場に、味方がいないなどの理由で、
得た情報をやってみることもせずに、
時間が過ぎてしまう事はあると思います。

すると、
結局は、
今までのやり方に変わりはなく、
問題も山積みされたままで変わらず、
何の解決にもならないような状態。

周りからも、
研修に行ってきたんじゃないの?など、
言われることもあるでしょう。

このように考えてみると、
セミナーで学んだことを実施するのか、
実施しないのかは、
自分次第ですし、
自分が壁になってしまう事も多々あります。

職場環境は、
実は実践を阻む課題に見えてしまうようですが、
「条件」です。
その環境を変えるのではなく、
あなたが実践して変わることもあり得ますが、
実施する時点では、
「条件」と思ってするべきなのです。

ですから、その条件のもと、
すると決めるかどうかは、
自分なのです。

セミナー中も、
「雨乞い部族の話」や
「ぶれない自分づくり」の話を
入れ込んでおりますので、
それをイメージできる人は、
1歩を踏み出せることでしょう。

でも、もし、
1歩を踏み出せないのであれば、
なぜ、そこに問題があるのに、
自分のやり方を変化させることが
出来ないのか?

それは、
新しいことをする
不安があるからです。

そして、新しいことをするには、
相当のエネルギーも必要です。

やる気があれば、
できるものではないのです。

成功するかどうかも分からないことを、
新しく始める時には、
リスクも考えるでしょうし、
他の仕事の兼ね合いも考えることでしょう。

職場の人間関係も考えるでしょうし、
失敗したらどうなるのかという
不安もあるでしょう。

そういった、もろもろの要素を含むと、
新しいことをするより、
大変かもしれない今の方が、
まだいいかもしれないと思うわけです。

これが、
新しい方法に変更できない
自分の姿(原因)ではないでしょうか?

ですから、セミナーの最中にも
言うことがあります。
「最後の壁は自分です」と。

やると決められるか、
やると決められないのか、
自分次第なのです。

今のままの方が大変だけど、
楽なのです。
未知の世界に入るのは、
楽ではないけど、
可能性を秘めています。

あなたがあなたの決め方を
することでよいとは思いますが、
その時に、
ぜひ思い出してほしいのは、
知的障害がある利用者にとっては、
今のままでいいのか?
ということです。

最初、セミナーを受ける際には、
利用者にとっても、
より良い支援をしたいと思われたはずです。

だからこそ、セミナーを
お受けになったのではないでしょうか?

でも、いざ、やろうとしたときに、
彼らのことは後回しになってしまうのは、
良くありませんね。

いつも、
知的障害がある彼らが中心でいてほしい。

だからこそ、支援力をあげてほしい。
ちょっとした困難があっても
前を向き進んでほしい。

そんなことを
考えています。

行こう!
と思える自分になり、
1歩前に進んでみませんか?

セミナー受けたけど、
スキルもわかるけど、
前に進めないのであれば、
何があれば、
自分は前に進めるのかをお考えください。

その時必要なものを思い浮かべることです。
そして、知的障害がある皆さんのことも
思い浮かべてみることです。

このままで良いのか、
自分に変化を作る方が良いのか?

あなたの職場の問題を解決するには
何をすればよいかと
自分のできることの中で、
考えてみましょう。

スキルはもう手に入れています。
改善の1歩を踏み出しましょう!