ノロウイルスの訓練をしよう


皆さんの事業所では、
防災訓練をしていますよね?

それと同じような意味を持つものとして、
ノロウイルスの対応訓練はしていますか?

これはぜひ、お勧めしたい訓練です。

さて、日常的には、
手洗いうがいを
なさっていると思います。

時期的に、
寒くなると流行りだす傾向にありますので、
寒くなる前に、まずは、
予備知識を入れていきたいところですね。

食材によって、
なる可能性がありますので、
控えたりもするかもしれませんが、
一番、ノロウイルスが移るのは、
何が原因か、ご存じですか?

食材よりも、
おトイレなんですよ!

排泄した便が乾いて、
空気の中に混じると、
感染してしまう事もあるようです。

ですから、トイレ掃除は、
念入りにお願いしたいところです。

予防は大事ですが、
いくら自分の施設だけで予防をしても、
他で移る可能性があるわけです。

ですから、やっぱり、
ノロウイルスと思われる嘔吐が
発生した時を想定して、
訓練をしておきたいのです。

地震の訓練のイメージと同じです。
ただし、利用者の皆さんへの注意喚起というより、
ここはまず、職員だけの訓練をしていきましょう。

保健所などに問い合わせると、
ノロウイルス(嘔吐)対応をどうするかの
DVDを貸してくれたりしますので、
そんな映像を見るだけでも違います。

そして、実際、患者が発生し、
嘔吐をしたことを想定して、
職員でロールプレイングのような役割を持って、
訓練をしてみてください。

自分たちが装着するものも、
実際のものを使ってみたりしましょう。

嘔吐物をわかりやすくするために、
立ったまま、口のあたりから、
コップ1杯の牛乳(もしくは色がわかる液体)を
落としてみてください。
どれだけ、飛び散るかが一目瞭然です。
半径2メートルくらいというのは、
納得する結果になると思います。

いろいろなところで落としてみて下さい。
壁の近くだったらとか、
廊下だったらとか、
階段だったらと、
想定をしてみてください。

こんなところまで飛ぶのか?
というくらい飛びます。

どの場所で、発生するかによって、
窓の開け方や利用者の方の活動範囲の制限や
移動経路が変わってきますので、
そういうシミュレーション訓練もしておきましょう。

患者の洋服の脱がせ方も大事ですね。
靴や靴下も脱いでいただくことになりますし、
替えの洋服が用意されているかどうかの確認も必要です。

以前いた施設では、
すべてを破棄することにして、
ゴミ袋を赤の色のものを
用意しました。
それには、新聞やら何やら、
全部それに入れて捨てました。

危険なので、
絶対に職員が開けないという情報の
視的配慮を入れたものです。

洋服は捨てるのをためらうので、
ご家族に確認も必要ですね。

消毒をしなければなりませんし、
相当強い消毒なので、
それだけで色も落ちますし、
家に持ち帰ったところで、
感染源を持ち帰ることで、
ご家族にも広まる可能性がありますから、
捨ててしまってよいか、
決断をしていただきたいところです。

また、施設で発生した場合は、
その後のお休みをどうするかや
他の利用者へのお知らせもするので、
前もって、決め事やお知らせの
フォーマットを作っておくと便利です。

アクシデントというのは、
事が起きてからいろいろやると、
バタバタと焦りがちですが、
できることであれば、
やっておくほうがいいのです。
それこそ、リスク管理です。

事前にできるものがないかを
考えて、用意しておきましょう。

もし、わからないようだったら
保健所に問い合わせてきましょう。

保健所で栄養士や
看護師の研修会も開くところもありますし、
事後対応をきちんと
1滴も残さず処理することが、
次の患者を出さない工夫です。

また、先ほど言ったような、
利用者の皆さんの
やるべきこと(うがい手洗い)の他、
トイレのお掃除や消毒など、
毎日しておくのは施設側としては大切なことです。

訓練は、おおまかに仮説物語を作り、
やってみてください。
そこで得られた情報や不具合を改善して、
もう一度やってみてください。

3回~5回くらいやると体が覚えられますし、
不具合も改善できます。
こういう役割と思ってやってみたら
うまくいかなかった、
人が足りないなど、
課題はすぐに、
改善したほうがいいですからね。

ノロウイルスにかかる方が
いないことを願いますが、
万が一を想定して、
万全にアクシデント対策を
していきましょう!