支援は、どこまでやればよいのか



「○○の事業所に働いていますが、
私たちは、支援をどこまでやってよいのかが
わからないから、やれないです」

よく聞きますよね。

では、そういっているあなたは、
どこまでやりたいのですか?

何をやりたいのですか?

どんなサービスを
展開したいのですか?

やっていいよといわれたら、
やり始められるのですか?

即答できますか?

この言葉を言っている人の大半は、
やる気もないのに、
何かのせいでできないと、
自分を擁護し、
「できない理由」を
言っているような
気がしてならないのです。

どこまでやるかは、
自分たちで決めてよいのです。
もちろん、利用者のニーズを取った上です。

もし、組織として、
ここまでやると決めた場合でも、
それ以上のサービスを
したいのであれば、
また、次を決めればよいのです。

利用者にとって、
どんなサービスが必要で、
私たちは何ができるのだろうかと。

だれかが「どこまで」と
考えることではありません。
「彼らに何が必要でするべきか」を
みなさんで決めればよいことです。

「法律があるからできない」という方も
いらっしゃいますが、
それは間違いです。
法律は最低ラインです。

最低は守りつつも、
それ以上のことをして、
なぜとがめられますか?

自由にやってみて、
事業所の特色を出してよいのです。

でも、やらないとすれば、
やっぱり、
あなたは、できない理由を
言っているに過ぎないのです。

やりたくないからではないですか?
自分が大変だからではないですか?

もし、
どこまでやってよいのかわからないといい、
それで、自分の身を
守っているようなことでしたら、
利用者主体にして
もう一度、
考え直してみましょう。

私たちは彼ら一人一人の
自立のための支援をするのです。
だから「支援」の意味も
考え直さなければなりません。
そして、自分に問いかけましょう。

彼らの自立に必要な支援は何ですか?

あなたは何がやりたいのですか?

やりたいことを、
組織の人に同意を得るための
アクションもしていけますか?

もう一度聞きます。

あなたができない理由は何ですか?
ほんとうに、
どこまでやるのかが、
わからないからですか?
違う理由ではないですか?
やらない理由ではないですか?