活動に臨機応変さを取り入れよう


福祉施設では、
様々な活動をしています。
集団が大きければ大きいほど、
計画性を求められ、
計画通りにすることが、
職員体制や予算に絡めても、
できるだけ決定した通りに
やることが求められがちです。

たとえば、
外に出かける活動の際に、
「行きたくない」と利用者の方に言われれば、
「楽しいよ」などと、
何としてでも一緒に
行ってほしい気持ちが
職員には芽生えます。
職員体制が整わないからです。

給食で、2つのメニューから
好きなメニューを決めるという時も、
何週間も前に選択してもらうことをします。
食材をそろえるのが、
大変だと思うからです。
そして、その日の気分で、
別なメニューを選ぶことは禁止。
一度決めたからという論理。

ここに、
生活感がないと思うのです。

人は生きていて、
計画をすることは、
当然ありうることとしても、
それに固執することは、
利用者の方主体ではないと思うのです。

個人の感情というのは、
私たちもそうですけど、
決めておいても、
当日やその場で、
違うものを選びたくなることは
多々あるのです。

どうしても、
施設という大きなものの中で、
集団だからという考えで、
利用者個々の感情が、
後回しになり、
「施設の管理体制」が主となるのです。

もちろん、集団を動かすことは、
簡単ではないのはわかるのですが、
なにか、そこばかりに固執するのではなく、
できるところから、
緩やかに「個」に合わせる動きが
できないものか?と
考えられないでしょうか?

集団から個になってきた時、
確かに職員は大変かもしれませんが、
彼らのこころは、安定します。
穏やかになり、
笑顔が出てきます。

笑顔が出ることで、
職員の大変さは、実は減るのです。
彼らが穏やかであると、
アクシデントの発生率が減るからです。

もともと施設というのは集団でいることから
いるだけでストレス状態だと思ってください。
だから、アクシデントは発生するのです。
でも、心が穏やかな人ほど、
アクシデントは減りますね。

職員は集団で決められた動きしか
できないと
思い込んでいるから
できないことが多くなるのです。

個に合わせた活動を
どうやればできるかを考えてみると、
いとも簡単にできることもあるのです。

主体は利用者です。
職員体制が主ではありません。

むずかしいよ、
できないよといっているだけでは、
解決はしません。

どうやったら利用者の「個」に
合わせた活動ができるかな?と
考えることです。

ちなみに、
上記に書いたようなことは
どこの施設でも起きます。

外出行事の件は、
外出組と中で活動する組を両方作っておくことで、
中で活動する組に任せてみたり、
最初から、そういう人が出るのを見越して、
職員1名は、
事務仕事をすることにしておきながら、
万が一の時は事務仕事をせずに、
中での活動を組み立てる
という方法もあります。

給食については、
半々を発注しておいて、
当日メニューを見ながら、
好きなものを選んでいただき、
残り物を職員で振り分けることもできます。

もしかしたら、
「売り切れ」という経験も
ありかもしれませんね。

いろいろな方法で、
「個」に焦点を当てた、
変化が楽しめると、
彼らはまた、
心地よい空間の中で
活動ができていきます。

職員の頭を柔らかくしながら、
どんな活動がそれぞれにとって、
参加しようと思えるか、
そんな視点も持ちつつ、
活動を組み立ててみてください。

そして、臨機応変に
職員が対応できるほど、
彼らにとっては、
心地よい施設になるということを
実感してみましょう!