一歩踏み込んだ個別支援計画モニタリング



個別支援計画のモニタリング。

ポイントは、
職員の支援が、
的確だったか?を
ご本人に評価いただくということです。

彼らには、困っていることや
支援してほしいことがあって、
その施設を利用している状態ですよね?

その支援を一定期間しているわけですが、
その支援で、
ご自身が、困っていることが解消したり、
やりたいことがやれたり、
つまりは「障害」が軽くなったり、
また、自立に向かえただろうかというあたりも、
確認するのがモニタリング面談の時の
大きなポイントです。

さて、どうしても、
利用者の皆さんや、
ご家族は、
職員から提示したものを
そのまま受け入れることが多いようですが、
本当にそれでいいのかどうかを
評価していただくわけですから、
私たちがただただ、
面接をこなすのではなく、
一歩踏み込んだ面接を
してみませんか?

まず、「あなたの支援はよくなかったです」
といわれた時を思い描いてください。

そんなことないよ!
と反論したくなるような
言葉ですよね?

でも、そう思われたのですから、
何故そう感じたのかを伺っていきます。

そして、
今まで何か月もの間、
それが言えなかったのであれば、
そういうことを言える支援が
足りなかったということになります。

それに、正直に言って下さるということは、
まだまだ自分たちの支援に
見込みがあるということでしょう。
感謝したいことですね。

このように、
まず、そのまま受け入れることです。

反発ではなく、受け入れる。
そうすると、彼らは言いやすい職員と
位置つける可能性もありますし、
じゃあ、そこが困ってるね、とまた次の
支援に広がる機会を得られたことにもなります。

もちろん、同じ支援目標にして、
支援のやり方を変えることもできます。

この支援計画の答えを出すのは、
利用者の皆さんですから、
支援者が感じたことだけで
よいのではありません。

提示した際に、
このモニタリングでよいかどうかを
確認するとともに、
足りないところ、
間違っているところ、
省いてほしいところ、
などなど、
ご意見を伺いましょう。

すると、来年度のより良い支援が
できるための資料となります。

自分たちが思っていないことを言われたときは、
彼らが表現してくることをまず受け入れる。
何でそういうふうに言っているのかを確かめる。
次の支援を決める。
もちろん感謝しつつです。

さて、では、私たちが思っているようなことを
OK頂いた時(承認してきた時)は
どうしたらよいでしょう。
こちらは、本心でない可能性もありますので、
やはり確かめる必要があります。
本当にそう思ったのか。
他のことは考えてないか。
間違っているなら言って下さいね。
などと、少し促して、
本心が出るように気にかけましょう。

本心だろうか?と考え、
より本心に近い評価となるよう、
聞き方や会話の仕方を工夫しましょう。

こちらから歩み寄ることで、
今まで以上に
彼らが歩み寄って下さるのであれば、
まず今年の成功点としてみては
いかがでしょうか?

さあ、一歩踏み込んだ面談にしてみましょう。
生きた個別支援計画が作れるようになりましょう。