てんかんや高血圧。
心臓疾患や精神疾患。
知的障害がある方の中には、
様々な病気を抱え、
薬が出ている人も
たくさんいると思います。
やっぱり、投薬率は高いですね。
個人的には、薬は減らしたなぁと思うのですが、
中にはどうしても飲まなければならない薬もあります。
さて、その薬を飲むときに、
一緒に食べてしまってはいけない
食材があるのをご存知でしょうか?
高血圧の薬とグレープフルーツとか、
血液が固まりにくくするワーファリンと納豆とか、
てんかん薬と牛乳とか、
そんな組み合わせが悪い食事があります。
日中活動施設で、
昼ごはんの時に薬を飲んでいない人もいらっしゃると、
この方が朝夜などに飲んでいる薬の把握が
後回しになっている場合がありますよね?
グレープフルーツの薬への影響は、
3.4日あると書いてある情報もありますので、
例えば夜だけこの薬を飲んでいる人が、
昼食に食べるのはいかがなものかとも思います。
しかも、同じ高血圧の薬でも薬によっては、
食べて大丈夫な薬もあるようです。
ですから、まず、するべきなのは、
薬を飲んでいる人は、
事業所に通っている時間に薬を飲んでいなくても、
今飲んでいるすべての薬の説明書を
見せていただいた方がいいですね。
そして、食べてはいけない食材や、
飲んではいけない食材があるかどうか確認しましょう。
そして、特に給食がある施設では、
この食べ合わせは危険ですので、
薬の説明を厨房としても確認しましょう。
もちろん、薬局に問い合わせるのもいいと思います。
食して危険というのは避けたいところです。
全職員で徹底するとともに、
ご本人にも意識していただける方には、
意識していただくことも大事です。
万が一、外食などで出てしまった際に
自分から気を付けられることができるよう
支援をしましょう。