相手を変えたい時の近道



組織の中でうまく行かない時に、
誰かのせいでうまく行かないと思うことがありますよね?

あの人が、悪いから!
あの人が、成長してないから!
あの人が、やり方を変えてくれれば!

そうすればうまく行くと思っているあなたは、
何とかして相手が変わるのを待っていますよね?

教育しなければならないとお考えの方も
いらっしゃるでしょう。

あなたの考えは間違っていないのですから、
それを何度も言っているのに、
変わらないという人もいますよね。

相手にアクションをかけて、
簡単にことは解決していますか?

なんだか、こちらがイライラするだけで、
結局、あいては、全く変化せず、
ことが改善しないということは多いと思うのです。

相手が変わればうまく行くことかもしれませんが、
何度言っても相手が変わらないのであれば、
その方法は効果がない訳ですから、
自分が変わることです。

自分が間違ってないのに
何で変わらなければならないのかと
お思いの方もいらっしゃると思いますが、
相手の人は、これ以上は何を言っても変わらない人なのだと、
考えるべき人なのかもしれないからです。

言ってもわからないなら、
自分から始めてしまうことで
状況は少し変わり、
そこから、全体が変わっていく事だってあります。

目的をはっきりさせたほうが良いのです。
皆さんでやろうとしていることは、
組織としての知的障害がある方への支援のことであって、
その人への対応が主でもありませんし、
ましてやあなたを評価するためでもありません。

あの人がやってくれないから、私ももうやりたくない!
などの感情が入ることは違いますでしょ?
こういう感情だと、
知的障害者の存在がないことになります。

あなたとその人を引き合いに出して、そのせいで、
仕事をしないという選択はしてはなりません。

だから、あなたが変わる方が早いのです。

利用者の支援の現状を変えたい訳ですよね?
でも、同僚が思うように動いてくれないと言うことですよね?

あとは、あなたしかいないのですから、
あなたが今のままでは、
利用者の生活は変わりませんよね?
だから、あなたが変わるということなのです。

先ほども言いましたように、
あなたが変われば、現状は少しずつ変わります。
現状が変わっていけば、
相手も立ち位置が変わってきますので、
おのずと変わってきます。

そうです。
順番がちょっと違うのです。

ですから、相手を変えるのに、
労力を使うより、
自分が変わることで、
相手の変化を呼び起こしましょう。

例えばこういうことです。

くんちゃん呼びをしないことに決めたとします。
でも、なかなか、現場でその呼び方に変わらない人が多いとします。
何でみんなはやらないんだろうと思いつつ、
やらない人の数の多さで、
あなた自身もやるのをためらってしまうかもしれませんね。

でも、みんなそろわなくても始めてみるということです。

相手の変化を待っているのではなく、
あなたが先に変化をさせましょう。

まわりに、何でやらないの?
といったところで、
あなたはイライラするだけですよ。

でも、決めたことはやっていいので、
あなたから変わりましょう。
そのまま、するべきことをしていれば
真似する職員も出てきます。
そして、結果として、
全体がくんちゃん呼びをやめればいいのです。

こんなようなことです。

その職員だけに理論を言ったり、
注意しても事は解決しにくいのです。

相手が変わるために、まず自分が変わる。
そのことが相手の変化を呼び起こす。
あなたが先にお手本になりましょう。

利用者はより良い支援を待っています。
誰からはじめるとか、
全員でとか、
そういう細かな部分よりも、
まずあなたが、変化をし、
組織全体を良い方向に
持っていくつもりで、あなたから変化していきましょう!

この事例だけでなく、
事務の仕方だったり、
コミュニケーションの取り方だったり、
相手の変化を待たずに、
あなたから変化したほうが良いことはたくさんあります。

文句を言っていても何も変わらずイライラして、
それでストレスためるような、
そんなつまらない仕事の仕方はもうやめましょう!