他者の相談から学ぶ良さ



支援は個別が主流になっている中、
施設支援は、集団の中で行われます。

私の施設も同じです。
ただ、ちょっと違う所があるので、
今日は私の施設の支援について、
お話しします。

私のいる施設は、
川崎市の地域活動支援センターD型。
川崎市の補助事業で、
1日5名定員の施設です。
登録は11名ですが、
日々4名ほどの方が通っていらっしゃっています。

店舗兼事務所を借り、
作業場と店舗を構えている分、
非常に小さく、
相談室や会議室がない状態です。

ですから、プライバシーもありません。

利用される方には、その点を先に申しあげてあり、
「プライバシーがない状態で、
支援をしますが、利用しますか?」
とお聞きしてから
入所を決めていただいています。

個室がないということは、
相談があっても、すべて筒抜けです。
逆に言えば、職員室もないので
私たちが話していることも、
筒抜けです。
法人にお客様がいらっしゃっても、
利用者の皆さんは、
全部聞くことができます。

そういう中で、
利用者のお困りごとの相談をしているとしますよね。
それは他の方には聞こえているわけで、
ほんらいなら、相談室のようなところで話すべきですが、
そのことが、他の皆さんの参考になることがあります。

つまり、事例検討のようなものです。

たとえば、「街中のゲームセンターで中学生の集団に絡まれた。
今度会ったらどうするか」の話しているとします。

他の人もそういう場面を想像して、
自分の時は、どうしようと考える時があるようです。

でも、別の人にとっては、ゲームセンターではなく、
飲み屋さんだったりするわけで、
ご自身も相談してくるのです。
「あの人はゲームセンターだけど、
私は飲み屋さんでからまれたらどうしよう?」

この、他者の経験を通して、
自分の不安が出てくるという場面が良くあるのです。

また、「家で電子レンジ買いたいけど、あれっていいですか?」
という相談があった時に、
職員と話していたのですが、
他の利用者の方が、
「僕も使ってるけど、便利だから買ったほうがいいよ!」
という話になり、
ピアカウンセリング的な動きになることもあるのです。

知的障害がある彼らは、
経験することで学ぶことがありますが、
うちの施設の場合は、経験していないことを、
他の方の情報から知ることもできるわけです。

ひとりの人が知りたいといって、
インターネットで調べたことを
他の方に共有して話題が広がったり、
同じ空間にいるからこその、
メリットがあります。

個人情報ではあるけど、
事例となって、共有したいことがあるのです。
共有することで、
皆さんの生活がより良くなったり応用力がついたり、
そんな効果もあるのではないかと思います。

個人情報と言うことを、
杓子定規に考えているだけでは、
彼らの生活力は広がらないのかもしれません。

小さい施設だからこそ、皆さんに謝りながら始まった部分が、
良い効果をもたらしていますので、
何かのヒントになさってはいかがでしょうか?

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