自分の人生を自分で創るための支援



知的障害や自閉症のみなさんが、
自分の生活を自分だけで創ることには、
多くの「障害」があります。

お金のこと
役所との手続きのこと
洗濯のこと
料理のこと
買い物のこと
薬のこと
などなど、
いろいろなことでわからないことや
難しいことに直面することでしょう。

そういう時に、
支援者である私たちが、
様々な支援をしていくわけですが、
その際に、個人の人生を
私たちは、どういうふうにとらえていったらよいのでしょうか?

以前、
他のブログで
「ほしいのは「正しい障害者像」ではない。」
の話を書いたことがありますが、
私たちは、どうしても、「こういう人であるべきだ!」と、
仕立て上げたくなるのです。

そのほうが楽だからです。

彼らも好きでやってないことがあったり、
やろうとしてもうまくいかなかったり、
そういう繰り返しをしています。

そこを今以上にうまくいくことができたり、
情報がわかりやすく伝わったり、
考えやすくなったりするために、
支援者がいるのですが、
あなたご自身が、「正しい障害者」を作るための
要員になってはいないかを
考えていきませんか?

たとえば、「施設に行きたくない」
といっても、
それは許されずに行かされる。

なんで行きたくないのか、
いろいろな理由は聞かれずに、
施設に何かの不具合があったとしても
それを改善もしてくれなければ、
彼らは行きたくなくなるわけです。

でも、休みたいなんて言うことは、
「わがまま」とされてしまったら、
彼らの人生ってなんなんだろうと思うのです。

私たちなら、私たちが自分で決めることを、
彼らは自分で決めることができないからと、
間違った方向に私たちが決めてしまわないように、
したいものです。

私たちは、何のために支援をしているのか。
どういう支援が彼らにとって良い支援なのかを
考えていきましょう。

知的障害の人たちが、
自分の人生を自分で創るための支援をしていくということは、
あなた自身の感性を柔らかくすることから始まると思うのです。

自分にとって、楽な支援を考えるのではなく、
彼らにとって大事な支援を考える、そんな支援者を
目指していきましょう。

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