食事というシーンを使った自立支援



知的障害がある人の食事場面には、
様々な支援課題があります。

出されたものを
どれだけでも食べてしまったり、
しかも終わりがわからず、
嘔吐することになってしまったり、
お腹がすいたと要求し、
1日4食の人もいたり、
1度食べると「毎日食べたい」と要求を続けることになったり、
嫌なものは、とことん嫌で、好きなものばかりを食べ続けたり、
ヘルパーとの外出も、ファストフードばかりに固執したり、
各ご家庭や施設・事業所の中で、
どうしたらよいかと悩むものの一つではないでしょうか?

最終的には、
支援者が根負けして、
食べさせてしまう。

そして、それが習慣となり、
食べ過ぎや片寄りによる、生活習慣病になる。

病気が出て、
若いうちから高血圧や高脂血症といった病気のために
薬を飲む。

体重増加のために、
本来取れるはずの動きが取れなくなったり、
介助度が高くなったり、
着ることができる洋服のサイズが大きくなり、
出費もかさんだり…

食事から始まる、
さまざまな負の変化もありませんか?

食生活は、
家族管理のもとで、
している人が多いと思いますが、
ここでも「自立」を考えることをお勧めします。

特に、学校・事業所での給食は、
一人分の「小分け」をしてある状態で、
それ以上の食事を提供されることはなく、
その中で、終了とします。

この方法は、
食べ過ぎにもなりませんし、
終わりがわかりやすい反面、
お腹がいっぱいなのか、足りないのかという感覚もわからず、
満たされていなくても、
強制終了となります。

他者と集団生活ですから、
これは当たり前なのですが、
与えられたものを食すだけになり、
ご本人が、食事のことを
自分で考える機会は少ないかもしれません。

できれば、
ご家庭では、
大皿から、取り分けるという経験も
してみていただきたいのです。

この時にできる経験としては、
・好きなものは食べる
・嫌いなものは食べなくてよい
・人の分まで一緒に盛りつけてあることを知る
・ひとりじめはしない
・好きなものだけではなく、他も食べればバランスが良い
・残すことはしてよい
・自分で選んでとる(自己選択自己決定)
・自分の食べられる量を知る
などが考えられることでしょう。

自分と他者の関係性だとか、
自分の食べられる量だけ食べるとか、
給食をただ単に食べるだけではない
様々な学びとなるでしょう。

大皿から小皿に移す時の
手の使い方などもまた、
経験になることと思われます。

また、目の前に出された物だけの中であると、
その範疇だけのことを考えるだけで、
汚したりしても、
まあいいかとなってしまう事になるでしょう。

でも、大皿から取り分ける方式は、
他者との関係の中での食事となり、
支援者の中にも、
違う意識が働きます。

私はいつも思うのです。
彼らは、社会の中で
自立をすること。

それは、他者がいる中で
経験することもあるのです。

食事という
小さな、でも、確かな社会の中で、
どんな支援をすれば、
彼らは他者との関係性で知ることも多々ありますから、
ひとりで完結型にするだけではなく、
大皿方式もまた、自立への経験として
取り入れていきましょう。

そして、食べ過ぎないという支援ではなく、
適量を食べるという支援の方が良いですね。

やってよいことを伝えることです。

お腹がいっぱいだと言うことがわかるのは、
生活習慣病になりにくい体づくりの1歩です。

適量と言うことをイメージできることは、
かなり難しいかもしれませんが、
お腹がいっぱいで、苦しいという経験をすると、
「今度は今日の食べ方より、少なくてよいね」
という学びになります。

ただただ食べるだけでなく、
様々なスキルや病気になりにくい体づくりのために、
毎日の食事時間を自立のチャンスと捉え、
支援していきましょう!

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