自閉症支援には否定語を肯定語にする練習を



自閉症の人に、何かを話す時に、
つい、日頃の癖で、
否定語を使っている人も
多くいると思いますが、
否定語は、
彼らにはわかりにくく、
そのために、
コミュニケーションが取れなかったり、
パニックの要因にもなりやすいのです。

そこで、
否定語を
肯定語に変えて、
お話をすることをお勧めしています。

この、
否定語を
肯定語に直しただけで、
自閉症の人の
わかりやすさに通じるからです。

たとえば、
「廊下を走らない」という
言葉を支援者が発した場合、
「走らない=歩けばよい」という想像が働かず、
何をすればよいかがわからず、
その場に立ち尽くすようなことにもなりかねず、
走って行こうとした行動も止められ、
ご自身の中に混乱が生じることにも
あります。

支援者としてはしては、
いけないことを注意して、
伝えたつもりでしょうけど、
彼らには、そこまでの意図がわかりません。

つまり、彼らは悪いことを
しようと思ってした行動ではなく、
自分の中では正解と思って
している行動なのです。

ですから、
廊下を走ってほしくなければ、
するべきことを伝えることをする方が有効で、
「廊下を歩きましょう」といえば、
何の混乱もなく、
伝わるのです。

この、
「廊下を走らない」が、否定語で、
「廊下を歩きましょう」が、肯定語となります。

同じ意味でも、
彼らにとっては全く違う
理解の仕方になりますから、
「肯定語を話す」とか、
「するべきことを伝える」
という方法で、
彼らに対して話かけることを
常に意識していただきたいのです。

ところで、私たちは、どうしても、
自分の親や、
教育をされた教師の言葉が、
大きく自分の言葉として、
体に染みついており、
同じような状況の時に、
私たちが子供のころに
相手から言われた否定語を
思い出してしまうのです。

ですから、私たちが、
自閉症の人たちに、
言葉を発するには、
それなりの練習が必要です。

これは、自閉症の人相手ではなく、
自分が何かを考えた時にでも、
否定語を肯定語に直したり、
やってはいけないことではなく
やるべきことを思いつくことを
練習していくことなのです。

たとえば、
街を歩いていた時に、
さまざまな人が話している否定語を
肯定語に変えてみるとか、
自分が否定的に思ったことを
肯定的に思い浮かべてみることが
有効となります。

TVを見ていても、
それはできる練習です。

また、実際、自閉症の人に接していて、
否定語を言いそうになった時は、
一旦言葉を発する前に、
肯定語に直す意識をしてみましょう。

繰り返し繰り返し、
練習を重ねるたびに、
あなた自身の中から、
否定語が減っていきますし、
肯定語も簡単に直せるようになります。

そんなに買わないの!

必要なものだけ買おうね。

休む時に、何で連絡しないの?

休む時は連絡しましょう。

なんでお母さんの言うこと聞かないの!

今から話すから聞きましょう。

靴下を脱がないの!

外にいる間は履きましょう。
(家に帰ったら脱ぎましょう)

などなど、
否定語を肯定語に直す瞬間は、
たくさんありますし、
肯定語にした方が、
支援者の気持ちも穏やかになり、
コミュニケーションで大切な表情も
明るくなるはずです。

伝わらない言葉で、
相手をパニックにさせるのであれば、
より確実に伝わる
コミュニケーションに
心がけたいものです。

さっそく、今日から、
街にあふれる否定語を探し、
それを一つ一つあなたの練習問題として、
肯定語に直していくことで、
あなた自身のコミュニケーション力を
高めましょう!

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