あなたと違う意見の人は嫌いですか?



今日はゆっくり、ゆっくり、
読み進めて
考えていただきたく、
記事を書いていこうと思います。

もしかしたら、
今から書くことは、
体験済みで、もうお分かりのこと
だとも思うのですが、
文になるとまた違うことを
思い浮かべていただけるかもしれません。

書こうと思ったのは、
どうも、ちぐはぐな意見の乱立があり、
下手をすると、けんかやいじめ、
大きくなれば殺人というような、
物騒なことにもなりかねないからです。

だれにでも自分の意見があります。
自分の意見に反対する人のことは、
正直、嫌だなあと思われることもあるでしょう。

たとえば、
障害がある人の支援者は、
障害がある人を嫌うような発言に対して、
「なんてことを言うんだ!」
「あなたが間違っている!」
というような感情を抱きやすいですね。

子供がいないと、
子供を育てる大変さもわからず、
「あんな親にはなりたくない」
とはっきり言うことでしょう。

女性であれば男性の考え方がわからず、
「何でわからないんだ?」と、
結局、わかれてしまったり。

健康に関しても
教育方針にしても、
様々なやり方があり、
「あんなやり方おかしい」と
はっきりものごとを言う人は、
「ありえない」ともいいます。

などなどと、
自分の立ち位置と違う人の気持ちや考え方・行動が、
わからない傾向が強くありませんか?
あくまでも傾向ですので、
もちろん違う人も大勢います。

たとえ、
あなたの意見が間違っていないと思っても、
それは、
あなたの世界だけで通用することで、
あなたの世界にいない人には、
あなたの考えは通用しません。

ですから、
あなたが、
あなたの世界のことを
知ってほしいと思ったのであれば、
あなたの世界のことを、
その人の理解に合わせて、
説明をすることなのです。

あなたの世界のことを知らない人に、
説明もせずに、けんか腰に、
「その考えが間違っている」ということを
言ってしまいがちではありませんか?

みんな、自分の世界のことしか知らないのです。

ですから、「その考えが間違っている」
と解釈された側の人たちは、
あなたの世界の解釈もまた、
「その考えは間違っている」と思うわけです。

例えば、
例は悪いかもしれませんが、
虐待を受けた子は、
虐待をしない大人を知りません。
ですから、
どんな大人も虐待をしてくるのではないかと
思っているかもしれません。

そんな子供に、
「私は虐待をしないから安心してね」
と言ったところで、
信用できるはずもありません。
かえって怖がるかもしれません。

どんな人であろうと、
自分の知らない世界に踏み込むのは
とっても勇気がいることです。

では、そんな子に、
あなたはどんな方法で、
虐待しない大人がいることを
知ってもらうのか?です。

あなたは、
その子が知っていることと
違う世界があることを
受け入れてくれるよう、
あなたから、距離を近づけることでしょう。

その子供に、けんか腰にはならないはずです。

さて、
このようなニュアンスをもって、
あなたの意見に反対している人にも
あなたの世界を知っていただくために、
あなたから距離を縮めることを
してみていただきたいのです。

意見が違うということは、
あなたが、近づきたい人もいれば、
離れたい人もいるはずです。

どちらにしても、
あなたから距離を縮めることでは
ないでしょうか?

世界が違う。
いろいろな考え方は、
自分が今まで生きてきた中で得た情報をもとに、
作られるからです。

自分と同じ考えの人ばかりではないし、
自分と違う考えの人には理由もあります。

でも、他の世界を
知らない人が大半ではないでしょうか?

あなたの世界のことを、
知ってもらうこと。

知らないで批判をしている人にも
知っていただくこと。

そのためには、
相手の世界のことも知ることだと思います。

様々な人がいることを否定してはなりません。
様々な人がいることを、
当たり前なのだと思うことです。

自分と違う人間を
ばかにする。
省いたりする。
いじめる。
無視する。
いろいろ起きています。

実際には、そういう行動にはならないにしろ、
人はこころの中で、自分と同じ考えでない人を
どうしようもない人だとか、
思う傾向が強くなります。

考え方に違いはあります。
あって当然です。
あなたの真逆の考え方をする人がいることを、
認めるところから、
人との関係を作りませんか?

認めて、
でも、付き合いませんというのも
ありだとは思いますが、
それは、その人そのものを
否定するものではないはずです。

考え方が違うと、
人そのものを嫌いになる人もいますが、
分かり合えるきっかけも
なくしてしまっています。

さて、このブログをお読みの方は、
支援者が多いので、あえて書きますが、
障害がある人を認めない人は多くいます。

でも、そういう人はいると思ってください。

その人がダメなのではなく、
知らないだけです。

親から見れば、
施設の職員はどうしようもないと思い、
施設の職員から見れば、
親がどうしようもないと思う人もいるのです。

上司と部下の関係もそうです。

教師と医者と福祉の関係もそうです。

みんな自分の世界しか知らないですし、
相手の世界を知ろうとせずに
自分を正当化している可能性があります。

違う考えの人は自分の世界の人ではないと、
切り捨てることではなく、
まず、そういう人がいることを認め、
その人を嫌いになることなく、
まず、あなたから、
相手との距離を縮め、
知っていくことです。

自分の世界の狭さを感じましょう。
自分の心を
フラットにして、
オープンにして、
さまざまな人がいることを
まず、認めていきませんか?

他者の世界を知ることで、
また、新たな道ができますよ!

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