知的障害がある人へ 健康な体は人まかせでよいですか?



今日は知的障害があるかたへ
書いてみますが、
その中で、支援者の皆さんにも
考えていただける部分があると思いますので、
イメージを持ちつつ、お読みください。

*****

「おなかが痛いので、
お医者さんに行ってきます」

あなたと同じ、
知的障害がある人から、
このことばを何度も聞いています。

そして、お医者さんに
自分のおなかが痛いことを話したら、
薬が出ますよね?

この薬は、いらないそうです。

あなたはいかがですか?

あなたがもし、お医者さんに行ったら、
いらないのに・・・って思うかもしれませんが、
お医者さんは、薬を出す人が多くいます。

なぜでしょうか?

なぜかというと、
お医者さんは、あなたが痛いといえば、
治そうとします。
だから、お薬を出します。

さて、もし、あなたが、
おなかが痛い原因を知っているのなら、
その原因は、なんだったでしょう?

例えば、おなかが痛いのは、
前の日の食事だとしましょう。
食べ過ぎておなかが痛いのであれば、
もしかして、トイレに行って、
痛みの原因を出してしまえば、
おなかの痛さがなくなるかもしれません。

つまり、排便ですね。

薬はいらないのに、
なんでお医者さんは薬くれるのだろう?
と思ったり、
昨日の食事が原因だな?
と思ったのであれば、
すぐに、お医者さんに行かないという選択もできます。

どこかが痛いときには、
必ずお医者さんに行かなければならないと
思い込んでいる人もいるようですが、
行かなくても良いのです。

いつもと違う、ものすごく急激な痛みなどの場合は、
行ったほうが良いかもしれませんが、
原因がわかりそうな、
いつも程度の痛みであれば、
ちょっと考えてみましょう。

自分は何をしてほしくて、
病院に行くのかな?と。

もし、薬はいらないのであれば、
お水をいつも以上に飲んでみてはいかがでしょう。

なぜかというと、
身体に悪いものが
おなかにたまった状態なのであれば、
それを出すためです。

それでも治らないようでしたら、
お医者さんに行った方が良いかもしれませんね。

なぜ、こんな話をしているかというと、
病院に行って、お薬をもらっても、
飲まない人が多いからです。

最初に書きましたように、
お医者さんは、
あなたの体を治すために、
薬を出す人もいますし、
その様子を見るために、
また来てくださいという人もいます。

あなたのことが心配だからですね。

あなたが、あなたの体を
治そうとしている人の所に行くのは、
あなたも、治したいと思っているからだと
思うのです。

これは、
お腹だけでなく、
傷などもそうですよね?
最初は、自分で何とかできそうかと
考えますよね?

そのあと、どうにもならなかったら
病院に行こうと考えます。

このように、自分の体を
自分で考えることは、
あなたにもやってみてはいかがでしょうか?

あなたの体ですから、
あなたがどうしたいのかを考えてみるのです。

そのうえで、
少し安静にしてみようか?
食事をどうしたらよいか?
やっぱり医者に行った方が良いのか?
相談に乗ってくれる人がいれば、
お話ししてみるのも良いですね。

健康については、
自分ではわからないことも多くあると思いますが、
何かの病気が出た時は、原因もあります。

その原因を取り除くために
あなた自身ができることもありますし、
そのうえで、
支援者を頼ったり、
お医者さんを頼ったりしましょう。

病気になった体を丸投げにして、
痛い痛いとだけ言っていても
解決できないこともありますから、
どんなふうに痛いのかも言えると、
助けようとしている人もわかりやすいです。

ずきずき
しくしく
きーん
ごろごろ

どこの場所が痛い?

いつから痛い?

何を食べた?
何をしてけがをした?
こうなる前に何があった?

そんなことも話ができるでしょうか?

あなたの支援者とそんな話もしてみましょう。

自分の体の変化は、
気にすることが出来ますか?

気にすることが出来ると、
病気にもなりにくくなります。
そして、治りも早いです。

自分の体に、
今以上に関心を持ってみませんか?

健康な体を作るためにも、
自分で自分の体に関心を持ちましょう!

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