先輩の言動が、
後輩を育てていることを
ご存じでしょうか?
あまり意識していないかもしれませんが、
後輩たちは、
先輩たちの言動の影響を受け、
先輩たちを良きも悪きも見本にして、
支援者の自分を作っていきます。
ポジティブな考えの先輩に
教えてもらう機会が多ければ、
ポジティブにとらえられることも多く、
笑顔の多い先輩がいれば、
笑顔が多い自分となります。
そして、文句の多い先輩の下にいれば、
文句も出やすくなります。
反面教師として、
先輩を捉えることは、
できにくい人も多く、
先輩は、
その人の見本なのです。
いい先輩に出会った、
よくない先輩に出会った、
といっているかもしれませんが、
よくない先輩と思いつつも、
同じような言動を繰り返す職員となり、
それは、
その次の年もその次の年も、
代々引き継がれていくようなものとなり、
その施設のカラーにさえなります。
先ほども書いたように、
ポジティブだったり、
笑顔だったり、
支援者としても、
利用者の環境としても、
良い方向でいけば、
その施設のカラーも
楽しそうだとか、
明るいという印象になります。
良くない方向としては、
人権侵害や
虐待も、
先輩のやっている通りにまねていくと、
それも施設の問題となってしまう事さえあるのです。
もちろん、問題に対して、
文句ばかり言っているのではなく、
改善しようとするのであれば、
ポジティブな職場ということになります。
あなたが先輩の立場であるなら、
自分の言動が、
後輩を育てているのだというイメージを持って、
後輩と接するべきです。
そして、あなたが、後輩の立場であるのなら、
どんな先輩がいようとも、
本当にその通りを真似していても良いのか、
よく考え、
自分がしようと思っている支援の姿を
立ち止まって考えるべきだと思います。
とにかく、
流されないことです。
先輩であるあなたは、
誰かのマネをしていただけかもしれませんが、
やはり、あなた自身も、
それでよかったのだろうかと
振り返るべきです。
あなたは、
感情や身の振り方を、
自分でコントロールをしていけるでしょうか?
自分を変えられること。
自分が良いと思った支援をすること。
誰を思い浮かべるのか?
利用者の皆さんですよね?
このままで良いのか、
先輩であるあなたも
後輩であるあなたも、
今ある職場を
変える力は持っていると思います。
引っ張り出しませんか?
本来の自分は、どんな言動をする自分なのか?
職員同士の人間関係に左右されずに、
より良いチームとは?を考え、
利用者にとって、
より良い支援につながる職場に
していきましょう。