自閉症支援:最下位だとパニックになる



最下位支援とでも言いましょうか?
取ってつけたような
名前ですが、
なにこれ?って思われるでしょうか?

でも、想像もつく方が
いらっしゃるかもしれません。

自閉症の人で、
1位じゃないと許せない人。
最下位なんかとったその時には、
大パニック!

そんなことくらいで
何でパニックになってるの?と
思ってしまうようなシーン。

運動会や
ゲームの最中、
トランプでさえも、
1位になれなかったことで、
せっかくの楽しい雰囲気が
台無しになってしまうような
そんな一瞬の出来事。

かといって、
わざと負けるのもできないし、
困りますよね?

特に子供同士、
みんなが1位を狙っています。

さて、そんなことにも、
自閉症の方への支援スキルを
使えるのでしょうか?

自閉症の人は、
自分が思い描いた状況が起きないと、
パニックになりやすく、
例えば、競争の時に、
1位になるぞと思って、
走ってみたけど、
自分が思い描いていた状況に
ならなかったと言うことに、
パニックになっているのです。

ですから、
このような予測ができる場合は、
事前支援をしましょう。

ご本人に、1位にならないかもしれない状況を
イメージしていただきます。
「もしかしたら、
1位じゃないこともあるかもしれないけど、
その時は何をしようかと決めておこう」という趣旨で、
その時にすることを決めておくのです。

思い通りに行かないとパニックになるのは、
予定と違うからです。
自分の決めた予定通りに行かなかったパニックです。

となれば、
先に、「予定通りじゃないこともあるけど、
その時の対処の仕方を
決めておきましょう」ということなのです。

たとえば、
・音楽を聴く
・残念賞のお菓子をもらう
・トイレに行く
などです。

つまり、
想定外のことが起きた時のための支援です。

ですから、最下位だけでなく、
その人が思い描いていることと
違うことが起きるかもしれないという
イメージを持っていただくために
事前にイメージしていただく支援をすることで、
万が一のご本人にとってのアクシデントに
臨機応変に対応できることにつながります。

もちろん、これは、事前支援ですから、
最下位になってからではなく、
それをする前(直前ではなく)の、
ご本人が落ち着いているときに
話しておくことです。

人生、思い通りのことばかりが
起きるとは限りません。
自分の思い通りにならないことの方が
多いかもしれません。

そういった時に、
自分がどのように対処するかを
考えられる話し合いをしておくことです。

どんなアクシデントの時も
予測・対処していけるように
色々な場面に使えます。

電車が事故で遅れた
お店でルール無視の人がいる
買いたいものが売り切れていた
雨天中止
見たい番組がやっていない
親が病気で寝込んだ
などなど、
彼らにとっての想定外を
乗り切るために
その時の対処の仕方を
決めておきましょう。

「がんばったのだから
良いのだ」
「仕方ないだろう?」
などの精神論で対処するよりも、
することを決めておいた方が、
ご本人にはわかりやすく、
パニックになりにくく、
安定して対処できることは増えていきます。

そして、その対処は、
できるだけ、一人でできることにしておいた方が、
良いと思います。

相手がいると、
その相手がいないことで、
またパニックになりますので、
ご自身でできることに
することをお勧めします。

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3件のコメント

  • 福田

    勉強になります

  • 入野

    言葉のない自閉症の19歳の利用者が
    職員に、つばをかけます。
    その都度、「かけません」と
    注意をするしかないのでしょうか?
    どのような支援が必要でしょうか?
    厳しく叱っても効果がないような気もします。

    • 福祉屋あおい

      今日のブログで、書かせていただきますね。

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